モンターニョが初代女子フライ級王者に! モダフェリを判定で下す

TUF コメント 試合結果
TUFシーズン26フィナーレ:ニコ・モンターニョ vs. ロクサン・モダフェリ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2017年12月1日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
TUFシーズン26フィナーレ:ニコ・モンターニョ vs. ロクサン・モダフェリ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2017年12月1日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間12月2日(土)、ジ・アルティメット・ファイター(TUF)シーズン26フィナーレがアメリカ・ネバダ州ラスベガスのパーク・シアターで開催され、メインイベントで初代女子フライ級王座をかけてニコ・モンターニョとロクサン・モダフェリが対戦した。

開始直後から距離を詰めた2人は打撃戦を展開し、マウントポジションを取ってパウンドを浴びせるモンターニョに対してモダフェリが下から関節技を狙うなど激しい攻防戦を繰り広げる。

第2ラウンド開始直後にはモダフェリがモンターニョに右の一発をヒットさせてダメージを与えたが、モンターニョがすぐに立て直している。前に出ながら打ち込んでくるモダフェリの足をかけてテイクダウンしたモンターニョは下からトライアングルチョークを仕掛けつつ、さらにエルボーを打ち込んでいったがフィニッシュには至らず。

手数を増やして有効打を重ねるモダフェリは落ち着いた様子でマイペースにモンターニョにプレッシャーをかけていった。ただ、第4ラウンドでケージ際に押し込まれたモダフェリはモンターニョにテイクダウンを奪われてしまう。どちらも疲れが見える中、クリンチを仕掛けたモンターニョの足を引っ掛けたモダフェリだったが、うまく逃げられてテイクダウンには持ち込めない。それでも、力の入ったパンチを繰り出してモンターニョを追い詰めるモダフェリはテイクダウンを取られてエルボーなどパウンドを浴びたものの、何とか持ちこたえた。

最終ラウンドはモンターニョがマウントポジションを取ったものの、うまく逃げ切ってスタンディングに戻したモダフェリがジャブやボディキック、膝を打ち込んでいく。再び優位な体勢を取られたモダフェリはアームバーを仕掛けてあと一歩まで追い詰めたが、決めきる力が残っておらず、技が外れて試合終了。

3名のジャッジはいずれもモンターニョの勝利を支持し、初代女子フライ級チャンピオンに輝いている。

ベルトを巻いたモンターニョは「最高の気分。言葉にならないわ。本当にうれしい。他になんて言っていいのか分からない」とうれしさを爆発させた。

一方、前日に急きょタイトルマッチのオファーを受けて試合に臨んだモダフェリは「すべてを出し切りましたし、ベストを尽くしました」と感想を述べている。

女子フライ級タイトルマッチ 5分5ラウンド
○ニコ・モンターニョ vs. ロクサン・モダフェリ●
判定3-0(50-45、49-46、49-46)

ニコ・モンターニョ


「ものすごくうれしいけど、ものすごく疲れたわ。ロクサン(モダフェリ)がすごい試合をしてきたけれど、UFCチャンピオンになれたなんて夢みたい。まさか自分がなれるなんて思ってもみなかったし、今は自分のことを誇りに思う。ロキシー(モダフェリの愛称)はパンチに力があったし、彼女は自分のレンジがシジャラ(ユーバンクス)よりも優れていると分かっていたような気がする。だから、彼女がスタンディングで来るような気がしていたの。速いペースの試合になると思っていた。まだ学ぶことがたくさんあると思うけど、この短期間でもうMMAを4年とか5年くらいやっているような気分。長い道のりだったわ。ロキシーみたいな相手を倒せたなんて誇りよ。彼女はずっと刺激になる人だったから。TUFに参加する時、ファイターになるにあたってのインスピレーションを聞かれたの。だからロクサン・モダフェリと答えたわ。彼女は試合に挑んで、自分のやっていることを愛しているし、一度も情熱を失わず、それでも一番優しい心を持った人。最初と最後に笑ってくれた。彼女には感謝してもしきれない。ここを出て、家に戻って自分のスペースに落ち着いたら、ようやく実感がわくような気がする。みんなのサポートを心から誇りに思っているわ。格闘技をスポーツだと思わない人もいるし、野蛮だと言う人もいるけれど・・・。スキルとテクニックが必要なの。フルタイムの仕事を見つけた感じね。覚悟を決めていかないと。今日はちゃんとそれを示せたと思う」









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