少し離れた位置から飛び込みつつパンチを当てるヘリッグに、近づいてきたところをケイシーが打ち込んでいく流れが続いた後、ヘリッグが組み付いてケイシーをケージに押し付け、テイクダウンを取る。ただ、ケイシーがヘリッグの首を取っており、ヘリッグはマウントポジションを確保しながらも思うように動けない。結局、ケイシーが抜け出してスタンディングに戻り、打撃戦を展開した。
第2ラウンドもフットワークを生かして前に出るヘリッグが有効打を重ね、コンビネーションを打ち込みながら組み立てていく。ラウンド終盤、一気に距離を詰めて連打を放ったヘリッグがケイシーをケージに追い詰めるも抵抗されて時間切れ。
最終ラウンドを迎えてなお一進一退の打撃戦が続き、残り時間が少なくなると、動きの少ない状況に業を煮やしたのか、お互いに挑発する仕草を見せる。それでも決め手に欠き、勝負の行方はジャッジに委ねられた。
結果、ランキング9位のヘリッグが同11位のケイシーをスプリット判定で下している。
#UFC218
— UFC Japan (@ufc_jp) December 3, 2017
勝負の行方は・・・🤔🤔🤔 pic.twitter.com/TFhE6A3q4z
女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド
○フェリス・ヘリッグ vs. コートニー・ケイシー●
判定2-1(29-28、29-28、28-29)
フェリス・ヘリッグ
「勝利を手に入れられて本当にうれしい。接戦だったけど、ユナニマス判定をもらえるに十分なことができたと思っていた。でも、ジャッジが何を見ているかは分からないから、勝利できて本当にうれしい。(ケイシーは)とてもタフ。どちらも試合がどれだけ接戦だったか実感していただけに、感情的に高まっていたけれど、別に悪感情があるわけじゃないの。単なるコンペティターとしての気持ちの問題よ。これで4連勝。ランキング上位の人とやれると思う。タイトル(保持者)が変わったばかりだけど、私も挑戦してみたい!」