序盤からスピード感のある展開となり、どちらも低いスタンスから果敢に攻撃を仕掛ける。マットに倒れたラモスに強烈なパウンドを打ち込んだグレッツェマーカーだが、フィニッシュには至らずスタンディングに戻った。再び打ち合いとなった後、ラモスがミドルキックを放ったグレッツェマーカーの足をつかんでテイクダウンし、マウントポジションを取ったものの、ラモスも下からうまく防御して技をかけさせない。
第2ラウンドも両者が早めに動くが、ラモスの連打がグレッツェマーカーを襲う。数発のジャブをクリーンヒットさせたラモスは近い距離からタックルしてテイクダウンするも、動きが少ないと見たレフェリーがブレイクを指示してスタンディングに戻った。グレッツェマーカーも力のこもったパンチを当て、ローキックでラモスを足元から崩していく。打撃戦で体力を奪われながらも、どちらも粘り強いパフォーマンスを披露した。
ラウンド開始の合図と同時に前に出るグレッツェマーカーにタックルを仕掛けて背後にまわり、テイクダウンに持ち込んだラモスが華麗にリアネイキドチョークをかけてタップアウト。馬乗り状態から相手の身体をひっくり返す間に技を決める見事な一本勝ちだった。
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— UFC Japan (@ufc_jp) December 10, 2017
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ライト級マッチ 5分3ラウンド
●クリス・グレッツェマーカー vs. ダヴィ・ラモス○
3ラウンド(0分50秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)
ダヴィ・ラモス
「相手の試合は何度も見てきたし、ゲームプランを変えてくることはないだろうと思っていた。彼はいつもあんな感じで戦っている。ただ、自分がトレーニングしたように打撃を打ち込めなかったことにびっくり。気分はとてもいいけど、次の試合はもっと準備しておかないと。今日の自分の立ち技もストライキングも気に入らない。でも、もっともっと練習して学習する。プランでは相手をテイクダウンして一本を取るつもりだったけど、それはどの試合でも同じ。もっと立ち技を改善しないといけない」