ベニテスがナイトを下して勝ち星ゲット

日本時間12月10日（日）、アメリカ・カリフォルニア州フレズノのセーブ・マート・センターでUFCファイトナイト・フレズノが開催され、セミメインイベントでジェイソン・ナイト対ガブリエル・ベニテスのフェザー級マッチが行われた。

序盤から積極的に攻めるナイトは右ストレートでベニテスにダメージを与えるとタックルからテイクダウンを奪い、逃げるベニテスをケージに押し込んでいったが、その際、ナイトがベニテスの左指をかんでしまい、いったんブレイク。ナイトに1ポイントの減点がついた。再開後、ベニテスにマウントポジションを取られたナイトは足をかけて関節技を狙うもベニテスがうまく逃げてスタンディングに戻り、ベニテスがジャブを打ち込むと、ナイトはタックルを仕掛けて応戦した。

少し疲れた様子のナイトはベニテスに組み付いてテイクダウンに持ち込み、寝技に打って出ようとしたが逃げられてしまう。徐々に手数を増やすベニテスはナイトにジャブを打ち込んでいったものの、右目にナイトの指が入ってしまい、ドクターの診察を受けるため試合は再び中断した。ゴーサインを得て再開されると、両者が有効打を重ねていったが、どちらもフィニッシュには至っていない。

第3ラウンドはナイトがプレッシャーをかけ、ベニテスは序盤こそ攻め入るスキを見いだせなかったが、要所でジャブやワンツーを見舞い、ナイトのタックルをつぶした後にも打撃を当てている。終了間際にはベニテスがマウントポジションを取って連打した。

フルラウンドの末、ユナニマス判定でベニテスが勝利している。

フェザー級マッチ　5分3ラウンド
●ジェイソン・ナイト vs. ガブリエル・ベニテス○
判定3-0（30-26、29-27、30-26）

ガブリエル・ベニテス

「ちゃんと学んで成長していることを見せられたと思う。とにかく自分のゲームプランにこだわった。それが結果に表れている。ファンに、自分が将来のチャンピオンだって示せた。ジェイソン（ナイト）に親指をかまれてしまったけど、それを見ていてくれたレフェリーに敬意を払う。レフェリーがちゃんと試合を止めてくれた。これでトップ15に入れたと確信しているけど、でもそんなの関係ない。ただの番号だ。俺はただ、ファンに自分が一番だという姿を見せたいだけだ」