少し距離を取って相手の出方を見ながら始まった試合はフッカーが近づくとディアケイジーが少し離れる展開となり、ディアケイジーは飛び回し蹴りを放っていくなど奇抜な戦略を見せたが相手に当たることはなく、フッカーが要所で繰り出すジャブはディアケイジーにヒットしている。フッカーがテイクダウンを取ったところで最初のラウンドが終了した。
序盤に距離を詰めきれなかったフッカーは第2ラウンドが始まるとディアケイジーに組み付いてケージに追い込み、テイクダウンを狙っていく。マウントポジションを取ったフッカーはディアケイジーの背後に回ってチョークを仕掛けた。ディアケイジーが必死に抵抗を見せたものの、フッカーが体を三角絞めしているため抜け出せない。それでも、何とか脱出したディアケイジーはマウントポジションから反撃したいが時間切れ。
ただ、第3ラウンドで一気に流れが変わる。ディアケイジーがタックルしてきたタイミングで首を取り、ギロチンチョークを決めたフッカーがタップを引き出して一本勝ちを果たした。
#UFC219
— UFC Japan (@ufc_jp) December 31, 2017
急襲・・・💥💥💥 pic.twitter.com/0jFLqA9rSg
ライト級マッチ 5分3ラウンド
○ダニエル・フッカー vs. マルク・ディアケイジー●
3ラウンド(0分42秒)サブミッション(ギロチンチョーク)
ダニエル・フッカー
「試合が終わった後、ジョー・ローガンに向かって“もう俺がどんなヤツかわかっただろ”と言ったけど、別にあれはジョーに言いたかったわけじゃなく、みんなに言いたかったこと。門番の試合はたくさんやったし、もう俺は門番じゃないってことを示せたはずだ。俺はホンモノ。最初の2ラウンドは俺が勝っていたし、相手は巻き返さないといけなかった。そういう立場になると、リスクを冒す必要もあるから、彼はもっとアグレッシブにならないといけなかった。テイクダウンは手抜きだったし、俺に首も取られている。俺と戦っているのに首ががら空きなんて、取るに決まっているだろ。パースで戦いたい。相手は誰でもいい。6週間後だから誰にとっても短期決戦になるし、誰かやりたいと思う人がいたらショーン・シェルビーに連絡したらいいと思う。俺は誰とでも戦う。マックス・ホロウェイみたいにのし上がりたい。誰とでも戦いたいし、楽な試合なんて望んでいない。どこでも、誰とでもやるぜ」