クラークが完封勝ち、ヴァンザントのフライ級デビューは黒星

UFCファイトナイト コメント 試合結果
UFCファイトナイト・セントルイス:ペイジ・ヴァンザント vs. ジェシカ・ローズ・クラーク【ミズーリ州セントルイス・アメリカ/2018年1月14日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・セントルイス:ペイジ・ヴァンザント vs. ジェシカ・ローズ・クラーク【ミズーリ州セントルイス・アメリカ/2018年1月14日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間1月15日(月)、アメリカ・ミズーリ州セントルイスのスコットトレード・センターでUFCファイトナイト・セントルイスが開催され、セミメインイベントとしてペイジ・ヴァンザント対ジェシカ・ローズ・クラークの女子フライ級マッチが行われた。

開始直後にワンツーを当てたクラークだが、ヴァンザントも得意の足蹴りを繰り出しながら攻撃を組み立てる。積極的に前に出るクラークのパンチを浴びながらもテイクダウンを仕掛けたヴァンザントは相手の首を取るも逃げられ、逆にクリンチを食らってテイクダウンを取られてしまった。クラークはマウントポジションをキープしたものの、逃げようともがくヴァンザントを攻めきれずに時間が減っていく。

打ち合いで始まった第2ラウンドはヴァンザントの裏拳がさく裂し、クリーンヒットとはいかなかったがクラークにダメージを与えた。直後、クラークはヴァンザントをケージに押し込んで引き倒し、一度は逃げられながらも再びテイクダウンに持ち込んでマウントポジションをキープ。体勢の入れ替えに成功したヴァンザントだが、クラークに足で首をロックされており、思うように動けない。

インターバル中にセコンドから確実に攻めるよう言われたヴァンザントは足技を中心に組み立て、折を見ては飛び蹴りも披露。しかし、クラークを倒すほどのパワーは乗せられず、タイミングが合わないようだ。最終ラウンドはスタンディングの攻防が続き、両者が有効打を稼いだものの、決定打がなく勝負の行方はジャッジに委ねられた。

結果、ユナニマス判定でクラークに軍配が上がり、女子フライ級デビュー戦に挑んだヴァンザントは黒星を喫している。

女子フライ級マッチ 5分3ラウンド
●ペイジ・ヴァンザント vs. ジェシカ・ローズ・クラーク○
判定3-0(28-29、28-29、27-30)

ジェシカ・ローズ・クラーク


「気分はいいわ。今日の試合ではもっとたくさん見せたかったんだけど、こういうこともあるし、試合は私が圧倒したと思っている。自分の方が優れたファイターだと思って試合に臨んだし、それを証明するために必死にがんばってきた。世界最強の女子ファイターの1人だと思っているし、UFCが次に用意してくれる相手が誰なのか楽しみにしている。この18カ月で6試合してきたけど、まだ始まったばかり。ストレスを感じる1週間だったけど、少しは発散できたから今はとにかく家に帰りたい。これからのことはそれから考えるわ」
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