的確なジャブを繰り出しながら戦略を組み立てるケーターはブルゴスが後退したタイミングでコンビネーション技を決め、有効打を稼ぐ。時折、笑みを浮かべて見せるブルゴスは相手のパンチを浴びているにもかかわらず、前に出る姿勢を崩さない。第1ラウンド残り1分を切ってブルゴスが攻めに転じ、手数を増やしてケーターを追い込んでいく。しかし、ラウンド終了間際にはケーターのケリがブルゴスのアゴをとらえる場面もあった。
#UFC220
— UFC Japan (@ufc_jp) January 21, 2018
カルヴィン・ケーター🆚シェーン・ブルゴス👊💥 pic.twitter.com/3pMtvzBHsF
次のラウンドも打撃戦が続き、序盤はややブルゴスが押し気味だったものの、ケーターが的確なジャブを当てて反撃する。さらに、組み付いてテイクダウンを狙う仕草を見せたケーターは落ち着いて試合をコントロールし、ブルゴスに鋭いボディショットを打たれつつも、ワンツーからアッパーカットなどコンビ技で仕掛けていった。
勝負の行方が決する最終ラウンドは開始の合図と同時に両者が仕掛けるも、ケーターの放った右の一撃で膝が崩れるブルゴスに右のアッパーカットで追い打ちをかけたケーターがダウンを奪う。さらにパウンドの嵐を浴びて防戦一方となったブルゴスの様子を見てレフェリーが試合を止めた。
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○カルヴィン・ケーター vs. シェーン・ブルゴス●
3ラウンド(0分32秒)TKO
カルヴィン・ケーター
「シェーンはすごいファイターだ。今回の試合を受けて、これだけのことをやったんだからしかるべき敬意を払わないとね。彼はきっとすぐに巻き返してくる。キャリアをスタートさせた日から、今日を思い浮かべてきた。これ以上の満足感はないよ。ニューヨークとボストンを戦わせようとしているようだけど、まあ、いいんじゃないか。彼は契約にサインしてケージに入った。何があろうと俺は相手を打ち負かしにいく。ニューイングランド対世界の戦いだ」