【注目株】UFCファイトナイト・オースティン：サラ・モラス

シリーズ初の女性ファイターとしてジ・アルティメット・ファイター（TUF）シーズン18に参戦したサラ・モラスのUFCキャリアは決して順調ではなかった。ケガに悩まされたモラスがオクタゴンに登場したのは3度のみだ。2年間の空白期間を経て戻ってきたモラスは、UFC 215でアシュリー・エバンス・スミスから第1ラウンドでのサブミッション勝利を奪い、今週末のルーシー・プディロヴァ戦でさらにはずみをかけようという構えだ。

モラスは優れたグラップラーであり、トップポジションであるときもそうでないときも同じくらい巧みに戦う。それが、試合に妙味を与えるのだ。エバンス・スミスとの一戦では、フェンス際に押し込まれながらも相手が仕切り直した隙に関節技を決めて試合に終止符を売った。

そこから2連勝を決めようとするモラスが対峙するのは、前回キム・ジヨンから白星を挙げた23歳のプディロヴァだ。モラスの戦績と、フライ級へと選手が移動する中でバンタム級がオープンになっている状態であることを踏まえれば、オースティンの結果次第で2018年中のランク入りも見えてくる。