元王者バラオンを打ち破ったケレハー

UFCファイトナイト コメント 試合結果
UFCファイトナイト・オーランド:ヘナン・バラオン vs. ブライアン・ケレハー【アメリカ・フロリダ州オーランド/2018年2月24日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・オーランド:ヘナン・バラオン vs. ブライアン・ケレハー【アメリカ・フロリダ州オーランド/2018年2月24日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間2月25日(日)、アメリカ・フロリダ州オーランドのアムウェイ・センターでUFCファイトナイト・オーランドが開催され、ヘナン・バラオン対ブライアン・ケレハーのバンタム級マッチが行われた。

様子見の状態から徐々に距離を詰めた両者は互いに有効打を重ねていくも大きな展開は見られない。バラオンのローキックで足元がぐらついたケレハーはケージに押し込まれたものの、うまく切り返してテイクダウンを回避。動きが少なくなったため、レフェリーにブレイクを指示された直後、ケレハーの強打がバラオンを捕らえたものの、ダウンを奪えずに最初のラウンドが終了した。

組み付いた状態が長く続いた第2ラウンドはケレハーがバラオンを押し倒してテイクダウンに持ち込むも、技をかける前に逃げられてしまい、立ち上がったところで再び組み合ったままの状況に。レフェリーがブレイクを指示したところ、激しい打ち合いの展開を見せたが、ラウンド残り1分はまた組み合って動きが止まった。

テイクダウンの防御に長けるバラオンはケレハーのプレッシャーを退けていたが、裏拳やジャブを食らってダメージを負ってしまう。それでも、打ち返して鋭い膝蹴りやオーバーハンドライトを繰り出していったバラオンに、ケレハーがアッパーカットからの連打を浴びせ、さらにアッパーカットを中心としたコンビネーションで攻め込んでいった。終盤はバラオンも反撃に出て激しい打ち合いとなり、ケレハーに押され気味だったバラオンも試合終了のホーンを聞くまで立ち続けている。

判定の結果、3名のジャッジはいずれもケレハーの勝利を支持した。

バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●ヘナン・バラオン vs. ブライアン・ケレハー○
判定3-0(28-29、27-30、27-30)

ブライアン・ケレハー


「最高の気分だよ。UFCに来る前から彼のことは見ていたし、世界チャンピオンだった。こういう時を夢見てきて、それが実現したんだ。スゲェことだと思う反面、ずっとここにいるんだという思いもある。自分の力をとても信じているし、今日はそれを示せた。ジョン・リネカーがいいんじゃないかと思っている。初勝利を挙げてからずっと彼の名前を言ってきたけど、まだ自分はランク入りしていないから理にかなっていないのも分かる。ただ、今回の勝利でトップ10に入れると思うから、(リネカーのような)相手と戦えるようになるはずだ」
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