両者ともブラジル出身とあって大観衆のボルテージは最高潮、リオデジャネイロが地元のベウフォートがひときわ大きな声援を集めた。開始からしばらくは見合う時間が続き、マチダがハイキックをきっかけに有効打を重ねた後、セコンドから飛び込めとの指示を受けたベウフォートが相手との距離を一気に詰めてジャブを放つ。終盤にはマチダの足技も披露されたが、大きな展開はない。
ベウフォートのパンチを警戒している様子のマチダは蹴りを中心の攻撃で組み立てており、スキを見ては近づきながらも接近戦には持ち込まず。それでも、ベウフォートのガードに一瞬のチャンスを見いだしたマチダが強烈な前蹴りを見舞ったところ、ベウフォートは失神してダウンを喫し、この瞬間、マチダのKO勝利が決まった。
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ミドル級マッチ 5分3ラウンド
●ビトー・ベウフォート vs. リョート・マチダ○
2ラウンド(1分00秒)KO
リョート・マチダ
「今回の試合に向けてかなりトレーニングしてきたけれど、それほど前蹴りの練習はしていない。でも、しっかりとトレーニングを積んで、しっかりと準備していれば、試合がもっとクリアに見えるし、練習していないことさえもできるようになる。ランディ・クートゥアが引退した時に放った蹴りとかなり似ていたのは分かっている。違いはあの時が右で今回が左だったこと。つまり歴史は繰り返す。UFCが次の対戦相手を用意してくれるのを待とう。自分はマイケル・ビスピンとやりたい。組まれそうで実現しなかった試合だ。今年中にあと数試合を戦いたい」
ビトー・ベウフォート
「リョートのチームを祝したい。自分のチームやファン、家族には感謝している。人生にはすべて始まり、途中、終わりがある。これからは家族と過ごす時間だ」
ビトー・ベウフォート🔥#レジェンド 🙏#ThankYou #Obrigado #Obrigada #ありがとう
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