序盤から積極的に動いていったデ・ラ・ロッチャは相手に組み付いてケージに押し込んでいくが、うまく逃げたコールターがパワフルな一撃を食らわせて反撃を試みる。それでも、テイクダウンを成功させたデ・ラ・ロッチャが覆いかぶさるように首を捕らえ、背後に回ってサブミッションを狙った。ここも難を脱したコールターはスタンディングに戻った後、相手からも強打を浴びながら自らもスピードを乗せた力強いパンチを当てていく。
激しい打ち合いを繰り広げた両者の消耗はすさまじく、第2ラウンドでは一気にペースが落ちたが、距離を詰めていくデ・ラ・ロッチャがジャブを放てばコールターも打ち返す展開が続いた。その後、グラウンドゲームに持ち込んだデ・ラ・ロッチャは馬乗り状態からチョークを仕掛けるも決めきれず、パウンドに切り替えてコールターに追い打ちをかける。動きを封じられたコールターが防戦一方となったところでレフェリーが試合を止め、デ・ラ・ロッチャのTKO勝利が決まった。
#UFC225
— UFC Japan (@ufc_jp) June 10, 2018
ラシャド・コールター🆚クリス・デ・ラ・ロッチャ👊
🤜🤜🤜💥🤛🤛🤛
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ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●ラシャド・コールター vs. クリス・デ・ラ・ロッチャ○
2ラウンド(3分53秒)TKO
クリス・デ・ラ・ロッチャ
「UFC初勝利を遂げられて、やっと肩の荷が下りたよ。今回の試合に挑むにあたってはタフな試合になることは分かっていたし、白熱した戦いになった。それは間違いない。ラシャド・コールターは本当にタフだけど、とにかく自分の体格的なアドバンテージを生かそうと思ったし、それがうまくいった。一度に一歩ずつ進んでいきたいから、家に帰るのが楽しみ。次にどうするかはそれから考えるよ」