【注目株】UFC 228:クレイグ・ホワイト

UFC PPV
UFCファイトナイト・リバプール:フェイスオフに臨んだニール・マグニーとクレイグ・ホワイト【イギリス・リバプール/2018年5月26日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・リバプール:フェイスオフに臨んだニール・マグニーとクレイグ・ホワイト【イギリス・リバプール/2018年5月26日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】

良い第一印象を与えるチャンスは一度しかないとはよく言われるが、このスポーツにおいては決してそれがあてはまらない。ショートノーティスでオクタゴンに登場したファイターに対する印象は捨て去られるべきだからだ。

5月に初めてUFCの試合に登場したクレイグ・ホワイトは、試合日程が迫る中で決まった代役としてトップ10につけるニール・マグニーと対戦。試合は土壇場で出場が決まったファイターと歴戦の選手のバトルと聞いて誰もが思い浮かべる通りの展開となった。今、“ザ・サンダーキャット”ことホワイトは万全の態勢でトレーニングキャンプに臨み、ディエゴ・サンチェスとの戦いに備えている。

マグニーに負けたことで連勝が4で途切れたホワイトだが、過去数年のバトルを振り返れば、ホワイトが敗北を喫したのは現ウェルター級ランキング11位のレオン・エドワーズ、ミドル級のオスカル・ピエホタ、ロンドン・シュートファイターズのマイク・シップマンらの強敵のみであることが分かる。

対するサンチェスは最近の試合で苦戦を強いられる一方で、今でもUFCのメジャーネームの一人であり、新人を限界まで追い立てることができるベテランであることに変わりはない。ダラスの一戦が終わったときに挙がるのがホワイトの腕であるなら、それによってウェルター級における位置づけをリセットし、来年は新たなスタートを切ってウェルター級の階段を上っていくだろう。
Facebook X LINE

オクタゴンガール
オフィシャルショップ
FANTASY