フェイバーがクインテット3で戦線復帰!

UFC
UFC殿堂のメンバーであるユライア・フェイバーが現地時間10月5日(金)にラスベガスで開催されるQUINTET(クインテット)3で戦線復帰し、チーム・アルファ・メールのグラップラーたちを率いる。

フェイバーは2年ほど前に総合格闘技(MMA)から引退して以来、戦いの場には姿を現していなかったが、今回はもう一人のUFC殿堂入りファイターである桜庭和志が構想したサブミッションのみで争われる5対5のユニークな競技、クインテットへの参戦を受け入れている。

フェイバーは『UFC.com』に「もう一度戦うこと、チーム・アルファ・メールでこのイベントに参加することにものすごくエキサイトしている。MMAのキャリアを通じて、そして、その前のレスリング時代でさえも、俺はコンバットスポーツを人間チェスのようなものとして見てきた。敵をどう出し抜くかが面白いんだ。クインテットはチーム対チームという側面によってそこにより多くのツールを付け加え、複雑さを深めて全く別のレベルに押し上げている。待ちきれないね!」とコメントした。

オーリンズ・ホテル&カジノのオーリンズ・アリーナで開催されるこのイベントには、チーム・アルファ・メールを含めて4つのチームが参戦する。



桜庭が構想したクインテットのフォーマットはサブミッションオンリーのスタイルを取る。1試合で5人からなるチーム同士が競い、一つ一つの戦いの勝者は自身が負けるまでその場に残って新たな敵と戦い続けることになる。一方のチームの全メンバーが敗北するか、時間切れの引き分けで退場(この場合は両者退場)するまで、これが続くのだ。

現在49歳の桜庭はあと何年か戦い続けるための道としてクインテットを考案したと笑う。

「助けが必要なんです。僕だけで若いやつらと渡り合うには年を取りすぎました」

MMAで5人のUFC王者を倒した経験のある桜庭自身もこのイベントに参戦し、アメリカのファンに生ける伝説のアクションを目の当たりにする機会を提供する。

「ラスベガスでクインテットをやることにとても興奮しています。日本のファンや、われわれのイベントをUFCファイト・パスで見てくれた人たちはどんな感じか知っていますが、そうではない他の全ての人たちには、アメリカの地で見たことのないようなショーを是非見ていただきたい」

4チームは下記のような顔ぶれとなっている。

【チーム桜庭】
桜庭和志(UFC殿堂、PRIDE FCレジェンド)
ジョシュ・バーネット(元UFCヘビー級王者)
マルコス・ソウザ(アブダビ・グランドスラム王者)
ホベルト・サトシ・ソウザ(アブダビ・グランドスラム王者)
TBA

【チーム・アルファ・メール】
ユライア・フェイバー(UFC殿堂)
ダスティン・アクバリ(ブラジリアン柔術黒帯、チーム・アルファ・メールコーチ)
クリス・ホルズワース(TUFシーズン18チャンピオン)
TBA
TBA

【チーム・ポラリス/クインテット1チャンピオン】
クレイグ・ジョーンズ(ポラリス ミドル級王者)
グレゴー・グレイシー(2009年ADCC3位)
マーチン・ヘルド(元UFCファイター、ブラジリアン柔術黒帯)
ダン・ストラウス(ブリティッシュおよびヨーロッパチャンピオン、ブラジリアン柔術黒帯)
TBA

【チーム10thプラネット/クインテット2チャンピオン】
ジオ・マルティネス(3度のEBI/エディ・ブラボー・インビテーショナルチャンピオン)
リッチー・マルティネス(EBI 1 2位、グレイシー・ワールド2位、IBJJF 2位)
PJ・バーチ(ブラジリアン柔術黒帯、ディビジョン1レスラー)
アダム・サックノフ(ブラジリアン柔術黒帯)
アミール・アラム(ブラジリアン柔術黒帯)

ポラリス共同オーナーのベン・トングは「チーム・ポラリスは初開催のクインテットで勝ち取ったタイトルを防衛することを楽しみにしている。他の3チームも非常に強いが、今回もわれわれには才能があり、勝利への戦略が備わっていることを確信している」と語っている。

また、10thプラネットのヘッドコーチであるエディー・ブラボーは「クインテットのルールは10thプラネットのメンバーが日々トレーニングしているのと同じルールだ。われわれには向いている。ほつれがないなら、手を入れず。われわれはクインテット2で優勝したのと同じチームで戻ってくる」と述べた。
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