長身のティルに対してテイクダウンを狙うウッドリーは組み付いて足をかけにいくがうまく機能せず、レフェリーがブレイクを指示。少し距離を取った状態で互いに相手の出方をうかがいながら、ウッドリーが要所でジャブを放ち、ハイキックを繰り出してティルにプレッシャーをかける。ティルの足を取ったウッドリーはテイクダウンこそ奪えなかったものの、ティルをケージ際に押し込み、またも膠着(こうちゃく)状態となったことからレフェリーがブレイクを命じた。
第2ラウンド開始直後、ウッドリーの右がクリーンヒットし、ティルが背中からマットに倒れ込む。当然、追い打ちをかけにいったウッドリーはマウントポジションを取ってパウンドの嵐を浴びせるが、長い足を生かすティルが懸命にウッドリーの体に組み付き、必死の防御で応戦した。それでも、鋭いエルボーを食らわせながら関節技に切り替えていったウッドリーが最後はチョークでタップを引き出し、4度目のタイトル防衛を成功させている。
無敗を誇っていたティルにとってはオクタゴンで初めての黒星となった。
#UFC228
— UFC Japan (@ufc_jp) September 9, 2018
ウッドリーの一撃・・・👊💥 pic.twitter.com/uoK6tISFCl
【メインイベント】
ウェルター級タイトルマッチ 5分5ラウンド
タイロン・ウッドリー vs. ダレン・ティル
2ラウンド(4分19秒)サブミッション(ダースチョーク)
タイロン・ウッドリー
「今回の勝利はかなりうれしい。コーチに感謝だ。それから、この結果を支えてくれたみんなにもありがとうと言いたい。ティルはタフなヤツだし、グラウンドとパウンドに耐えていたことも驚きはしなかった。これからも、目の前に現れる相手と戦い続けるだけさ。そして、全員を打ち負かす。俺は史上最強のウェルター級ファイターだ」