2012年度上半期 非公式アウォーズ:ノックアウト編

2012年度上半期を振り返る非公式アウォーズ、ノックアウト編をお届け
Edson Barboza KOs Terry Etim 5位:ステファン・トンプソンのダン・スティットジン戦での1ラウンドKO勝利
 ステファン・トンプソンが2月のUFC 143でデビューすると発表されたとき、コアな格闘技ファンは色めきだった。この無敗のキックボクサーは、MMA最大の舞台でどの程度通用するのか? 一方で、皮肉屋たちは彼が失敗することを期待した。純粋なキックボクサーはこのハイブリッドな競技では通用しないのだと。トンプソンはダン・スティットジン戦でその疑問のいくつかに応える形となった。頭にキックを叩き込めば、誰だって倒れる。スティットジンもそのような形で最後を迎え、要した時間はわずか4分13秒だった。

4位:ダン・ハーディーのドゥエイン・ラドウィック戦での1ラウンドKO勝利
 5月に開催されたUFC 146で、ハーディーはどうしても勝利を必要としていた。4連敗中で、UFCからのカットされる瀬戸際に立たされていたからだ。いいニュースは、対戦相手のラドウィックがレスラーではなかったことだ。ただ悪いニュースは、彼がMMA屈指のストライカーだったことだ。しかし、マウスピースを噛みしめることで不安を押し殺したハーディーは、見事な左フックを繰り出し、3分51秒でラドウィックを沈めた。イカしたノックアウトだった。それに名誉挽回の一発としても十分だった。

3位:マイケル・マクドナルドのミゲール・アンヘル・トーレス戦での1ラウンドKO勝利
 バンタム級で旋風を巻き起こしているマイケル・マクドナルドは、元WEC王者で、パウンド・フォー・パウンド候補であるミゲール・アンヘル・トーレスと4月のUFC 145で対戦。そしてこの21歳の若者が、彼がメインイベントに相応しいだけでなく、トーレスを倒すことでタイトル挑戦も難しくはないことを証明した。これ以上のお披露目パーティーがあれば是非見てみたい、何故ならこれ以上のKO劇はなかなかお目にかかれないからだ。

2位:アンソニー・ペティスのジョー・ローゾン戦での1ラウンドKO勝利
 クレイ・グイダやジェレミー・スティーブンスと対戦した時のアンソニー・ペティスは、WEC時代に“ショータイム”として親しまれた彼の姿ではなかった。しかし2月に日本で開催されたUFC 144で、ハイライトの王様は本来の姿を取り戻し、頭部への左足キックでジョー・ローゾンを81秒でノックアウトした。試合後、敗れたローゾンは「あと何日かは日本にいるつもりだ。刀を買うつもりだったけど、俺には兜が必要みたいだね!」と寛大にも語った。ライト級の残りのファイターも皆、兜を買っておいた方がいい。

1位:エジソン・バルボーザのテリー・エティム戦での3ラウンドKO勝利
 1月に開催されたUFC 142で、エジソン・バルボーザがテリー・エティムを相手に繰り出した回転蹴りは、この半年間に限らず、年間でもベストのプレーとなりそうだ。スピード、パワー、テクニック、正確性…そこにはすべてが備わっている。ただ、バルボーザは、そのキックについて聞かれると「正直言うと、こうしたキックはあまり練習しない。もっとベーシックな、ボディへのキックやローキックを練習しているよ。でも、8歳の時にムエタイを始めた時に、それを体得したのかもしれない。あのキックはずっと心の中にあって、お披露目される瞬間を待っていたのだろう」

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