2012年度上半期 非公式アウォーズ:サブミッション編

2012年度上半期を振り返る非公式アウォーズ、サブミッション編をお届け
Chan Sung Jung submits Dustin Poirier 5位:ホジマール・“トキーニョ”・パリャーレスマイク・マッセンジオ戦でのサブミッション勝利
 パリャーレスが脚を掴んだときに、マッセンジオが顔に浮かべた焦りよう。そこにこのサブミッション勝利の全てが現われているだろう。来るとは分かっていても、止められないのだ。5月にはアラン・ベルチャーに敗れたものの、1月のUFC 142でのこの勝利は、パリャーレスに掴まれたらもう逃れられないということを明らかにした。更に言うならば、敗れたマッセンジオは柔術の黒帯保持者であり、それがこのヒールフックによる勝利をより輝かしいものとしている。

4位:チャールズ・オリベイラエリック・ワイズリー戦でのサブミッション勝利
 試合後のインタビューで、敗れたワイズリーは試合を決めたオリベイラのカーフスライサーについて、「いま考えてみるんだけど、痛かったかどうかも覚えてないんだ」と語った。しかし、ワイズリーを降参に追い込んだという点で、明らかにその技は大きなダメージを与えていた。ワイズリーは最終的に降参し、この結果オリベイラはUFC史上初となるカーフスライサーによる勝利を飾った。昨年はジョン・チャンソンがツイスターで前代未聞の勝利を収め、そして今度はカーフスライサー。UFCはいまだにサプライズに満ちた競技だということが明らかになっただろう。

3位:ネイト・ディアスジム・ミラー戦でのサブミッション勝利
 ネイト、ニックのディアス兄弟はスタンディングでの戦いぶりで大きな注目を集めているが、両者共に熱心な柔術家だということを忘れてはならない。4月に黒帯を得た後、ネイトは彼の戦いにおける柔術の役割について、「僕にとっても、みんなにとっても大きな位置を占めているものだ。柔術を知らなければそれで負けてしまうからね」とコメント。5月のミラー戦では、同じく黒帯保持者の彼をギロチンチョークで降参させ、その価値を証明した。柔術がMMAの大きな部分を占めているかって? もちろんだ。

2位:マルティン・カンプマンチアゴ・アウベス戦でのサブミッション勝利
 ウェルター級で長らく戦い続ける頑強な選手ながら、これまでカンプマンは審判による判定に運がなかった。3月のアウベス戦でも、なかなか勝負が決まらず、“ヒットマン”はまた不運な判定負けを喫するかに見えた。しかし、残り48秒というところでアウベスをつかむことに成功し、ギロチンチョークで勝利を飾った。判定ではなく、自らの手で勝利をもぎ取ったのだ。

1位:ジョン・チャンソンのダスティン・ポアリエ戦でのサブミッション勝利
 昨年の今頃、我々はジョン・チャンソンのツイスターによるサブミッション勝利を讃えていた。今年、「コリアン・ゾンビ」は歴史的な方法で相手を倒したわけではない。しかし、かの劇的な勝利を超えることはないとしても、5月のポアリエ戦では、十分それに匹敵するほどエキサイティングな、3ラウンドを越す戦いを披露した。ポアリエが優勢に見えたかと思えたそのとき、勢いを取り戻したジャンがダースチョークを決め一本勝ち。素晴らしい戦いにふさわしい幕切れだった。

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