ライトヘビー級で台頭しつつある才能あるファイターについて語ろうとするならば、何よりもまずはアレクサンダル・ラキッチの名にふれるべきだろう。
オーストリアを拠点とする26歳のラキッチは10勝1敗と10連勝という戦績をマークし、7月にはハンブルグでジャスティン・レデットとの3ラウンドマッチを判定で制すキャリアベストのパフォーマンスを発揮してトロントへと向かう。
素晴らしい体格と急速に上がりつつあるスキルを備えたラキッチは、今後のライトヘビー級で注目に値するファイターだ。ラキッチは定期的にフロリダへ飛び、成功するために必要なコーチやトレーニングパートナー、施設などが一カ所に集結したアメリカン・トップ・チームで研鑽を積んでいる。
デビン・クラークとの一戦はこれから上を目指していく2人の有望株の対戦となる。クラークはライトヘビー級に戻ってから4戦で3勝を挙げており、そんなクラークに勝利できればラキッチにはより大きな舞台が整えられるだろう。