日本時間12月16日(日)、アメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキーのファイサーブ・フォーラムを舞台にUFCファイトナイト・ミルウォーキーが開催され、メインイベントでライト級ランキング4位のケビン・リーと同8位のアル・アイアキンタが対戦した。
相手の出方を見ようと慎重なアイアキンタに対して、開始直後から前進するリーはタイミングよく受けた相手の裏拳にも“効いていない”と示して見せるなど落ち着いている様子。第2ラウンドもリーが主導権を握り、アイアキンタからテイクダウンを奪うと馬乗り状態からひっくり返してチョークを狙ったが、必死の抵抗でアイアキンタがピンチを脱している。
リーに疲れが見え始めた第3ラウンドはアイアキンタが有効打を重ねる中、タックルを成功させたリーが再びテイクダウンから背後を取り、リアネイキドチョークを仕掛けるも、アイアキンタの抵抗にあって時間切れ。
フィニッシュのチャンスを逃したリーは第4ラウンド、一転して劣勢に陥る。アイアキンタの強打でダメージを受け、思うように攻撃を仕掛けられないところにさらに打撃を浴びてしまった。なんとか耐え忍んだリーは最終ラウンドに反撃の糸口を探ったものの、テイクダウンはアイアキンタに返され、残り1分を切ってからは再びアイアキンタの強烈なパンチを食らって試合終了を迎えている。
ジャッジに委ねられた勝負の行方はユナニマス判定でアイアキンタに軍配が上がった。
【メインイベント】
ライト級マッチ 5分5ラウンド
●ケビン・リー vs. アル・アイアキンタ○
判定3-0(47-48、47-48、46-49)
アル・アイアキンタ
「なんて試合だ! 今日の試合に挑むにあたって、あいつがタフなのは分かっていた。今回の試合に向けてたくさんの準備をしてきたし、それができた時はUFCの誰をも倒せると思っている。もしコナー(マクレガー)がチャンピオンとの再戦を望むのなら、その時は俺を倒してからじゃないと。この階級で俺はタフなファイターだ。自分のカーディオを疑ったことはない。それが俺にとって1番の武器だから、4ラウンドか5ラウンドまで行くなら俺があいつを倒せると思っていた。2019年末には俺がUFCライト級チャンピオンになっているはずだ」