判定勝ちのベウフォート、引退を撤回して「あと5試合」

UFC PPV 試合レポート
UFC 212:ビトー・ベウフォート vs. ネイサン・マーコート【ブラジル・リオデジャネイロ/2017年6月3日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFC 212:ビトー・ベウフォート vs. ネイサン・マーコート【ブラジル・リオデジャネイロ/2017年6月3日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間6月4日(日)、ブラジル・リオデジャネイロを舞台に開催されたUFC 212でビトー・ベウフォートとネイサン・マーコートによるミドル級マッチが行われた。

試合前に、これがUFCでのラストマッチと語っていたベウフォートはガードを上げて距離を取りながら様子を見ていくが、対するマーコートは細かく左ジャブのフェイントを見せながら一気に相手に組みつき、テイクダウンを成功させる。ベウフォートがクローズドガードで相手の攻撃を封じると、レフェリーのオサイリス・マイアがすぐに両者にブレイクを命じた。左の攻撃を警戒するマーコートは確実に右を上げながら、関節蹴りで距離を作って組み立て直そうと試みるが、次第にベウフォートのプレッシャーが強まり、両者の距離が近づき始める。残り時間30秒、ベウフォートが右を下げてマーコートを誘い、相手のワンツーに右フックを合わせるも、これは当たらない。ベウフォートの左ハイをマーコートがブロックしたところで第1ラウンドが終了した。

スタンスを変えながら程よく手数を出すマーコートに対し、ベウフォートは無駄撃ちはせずにチャンスを探り続ける。マーコートの飛び込みで両者の距離が詰まった瞬間、ベウフォートの左ショートアッパーが相手をとらえ、マーコートの足が一瞬止まる。即座に猛烈な左ハイキックで相手の動きを止めたベウフォートが一気に近づき、右手で相手の首を抱えた状態で左を連打するも、マーコートが強固なガードでこのピンチをやり過ごす。足が止まり始めていたマーコートがそれでも散発的に飛び込みを繰り返していくと、ベウフォートもやや反応が遅れ始めた。残り時間1分、右ミドルを連打したマーコートが右のオーバーハンドで接近したが、ベウフォートは大きく左に回って相手の勢いを封じる。残り10秒を切って、ラウンド終盤を好印象でまとめたいベウフォートが細かなフェイントをかけたものの有効打には至らない。

勝負の第3ラウンドはスタミナに勝るマーコートが手数でベウフォートを上回るが、マーコートの右のガードは完全に下がっている状態だった。マーコートの左ハイキックが何度かベウフォートの側頭部をとらえたものの、深追いはせず。試合時間が1分30秒を切ると、ベウフォートが左ハイキックを命中させてマーコートとの距離を縮めた。強まるプレッシャーにマーコートは両足タックルに飛び込むが、ベウフォートが鋭くこれに反応し、マーコートを跳ね返す。マーコートがリーチのあるジャブと飛びヒザを繰り出し、何とかベウフォートの圧力をやり過ごす中に最終ラウンドが終了した。

ジャッジは29-28のユナニマスでブラジルのレジェンド、ビトー・ベウフォートの勝利と判定。

地元で白星を勝ち取りながらも「犠牲なくして栄光はない。ノックアウトしたかった。皆のためにノックアウトを見せたかったのに申し訳ない」とコメントしたベウフォートは「あと5試合ある。ひと味違ったベウフォートになって戻ってくるつもりだ」と引退の意向を撤回。戦績は26勝13敗1ノーコンテストとなった。黒星を喫したマーコートは38勝18敗2分だ。
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