日本時間12月30日(日)、アメリカ・カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムを舞台にUFC 232が開催され、セミメインイベントではクリスチャン・サイボーグとアマンダ・ヌネスが女子フェザー級タイトルをかけて対戦した。
ヘビーヒッター同士の対戦は開始早々から激しい打ち合いとなったが、ヌネスの強打を食らったサイボーグがふらつき、勝負どころと見たヌネスが一気に追い込んでフィニッシュ。1分とかからずしてサイボーグをノックアウトした。
女子バンタム級チャンピオンでもあるヌネスは史上初の女子ダブルチャンピオンとなり、2階級同時制覇を達成している。
【セミメインイベント】
女子フェザー級タイトルマッチ 5分5ラウンド
●クリスチャン・サイボーグ vs. アマンダ・ヌネス○
1ラウンド(0分51秒)KO
アマンダ・ヌネス
「今回の試合に向けてかなりしっかりと準備できていたし、ずっと冷静でいられた。こうなることは分かっていたわ。そう言ったでしょ。自分のことに集中して、肉体的にも精神的にも必死にがんばってきた。この階級で自分の力強さを感じているし、よりパワフルで速さも健在。次がどうなるかは分からないわ。今はブラジルで友達や家族とお祝いしたい。姪っ子(ララ)の誕生を待っているの。この幸せを周りの人たちと共有したい。クリスは素晴らしいファイターだし、とても尊敬している。オクタゴンで彼女と戦えたことは本当に素晴らしい機会だった。彼女には心から感謝している。新たな“チャンプチャンプ”ね。前に言ったこの夢を今、達成したのね」
【メインカード】
ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
●カーロス・コンディット vs. マイケル・キエーザ○
2ラウンド(0分56秒)サブミッション(キムラ)
マイケル・キエーザ
「ようやく勝ててうれしい。ここから上がっていくだけだという思いだし、今が絶好調だと思っている。今回の試合に向けてしっかりと準備した。常にサブミッションを狙っているから、もし俺の柔術をあなどっていたら最悪の結果が待っているってわけさ。かなり改善してきたし、今日はそれを見せられなかったかもしれないけど、一番大事なことは証明できた。グラウンドで俺をやるなんて無理ってこと。ウェルター級が俺の新たなホームだ。かなりいい感じだし、強さも自分の力も感じている」
ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●イリル・ラティフィ vs. コーリー・アンダーソン○
判定3-0(28-29、28-29、28-29)
コーリー・アンダーソン
「タイトル挑戦権を得るまでトップに上り詰めるために戦い続けるのみ。俺より上位のランカーなら誰とでもやりたい。それが最速のルートだからだ。そのために必死に取り組んできたし、それを生かしたい。今回の戦略は最初から最後まで圧倒することだったけど、出だしがスローだった。フラットな状態でスタートしてギアがかかるまで時間がかかってしまったけど、今が勝負時なんだと気づいた」
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
●チャド・メンデス vs. アレックス・ボルカノフスキー○
2ラウンド(4分14秒)TKO
アレックス・ボルカノフスキー
「いろんな人がこの階級でマックス・ホロウェイがやり残したことはもうほとんどないと言う。俺は次こそ自分の番だと思っている。モイカノは計量に失敗したのに試合が控えている。マックス・ホロウェイにあと1回の試練だ。俺がトップの1人であることは証明できたはず。メンデスはタフな相手だし、厳しい相手だ。全力で来るだろうと思っていたけど、それでも自分ならやり返せると思っていたし、その通りにできた」