ジェニファー・マイアに関するUFC声明

UFC

現地時間15日(火)、米アンチ・ドーピング機構(USADA)は汚染されたサプリメントによって禁止物質が検出されたジェニファー・マイア(30歳/ブラジル・クリチバ)がUFCアンチ・ドーピング・ポリシー違反による6カ月の出場停止処分を受けることを発表した。


2018年8月16日に実施された競技外検査で、フロセミド、ヒドロクロロチアジド、チアジド代謝物 4-アミノ-6-クロロ-1,3-ベンゼンジスルホンアミド(ACB)がマイアから検出された。これらは利尿薬および隠蔽薬に属する特定物質であり、UFCアンチ・ドーピング・ポリシーの下で使用が常時禁止され、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の禁止リストに掲載されている。


本件において、マイアがドーピング・コントロール・フォームで申告した上で2018年8月16日に使用したサプリメントの開封済みおよび密封されたサンプルがWADAの認可を受けた研究所に送られ、分析された。サプリメントの表示には禁止薬物が記載されていないものの、分析によって双方にマイアが陽性だった禁止薬物が含まれることが判明している。これを受け、この製品はUSADAがオンライン上で提供している食物サプリメントの安全教育および啓蒙リソースである“Supplement 411”のハイリスクリストに掲載された。加えて、USADAは減量を目的として市場に出されている食物サプリメント製品には利尿剤等の禁止されている処方薬が含まれるリスクがあることをアスリートに向けて喚起する。


UFCアンチ・ドーピング・ポリシーおよび世界アンチ・ドーピング・コードの下、アスリートの陽性が汚染された製品によるものであるとの裁定は、制裁の軽減につながる場合がある。汚染された製品の使用によるドーピング違反に対する制裁は戒告に始まり、無期限から2年の出場停止処分まで多岐にわたる。


マイアの出場停止期間は一時的に競技から除外された2018年8月31日を起点とする。UFCアンチ・ドーピング・ポリシーに従い、アンチ・ドーピング・ポリシー違反による出場停止期間中のすべてのUFCアスリートは、制裁期間が終了した後に向けてテストを受けられる状態になければならない。


USADAは通年ですべてのUFCアスリートに向けて独立したアンチ・ドーピング・プログラムを実施している。USADAは競技を保全し、真のスポーツを促進し、クリーンなアスリートの権利を守ることを唯一のミッションとする独立した非営利、非政府機関である。UFCアスリートとサポートチームのメンバーが彼らの適用されるルールを理解するのを支援すべく、USADAはUFCアンチ・ドーピング・プログラムのウェブサイトにて、検査のプロセスや禁止薬物、必要な薬物の使用許可の取得方法、およびサプリメントやパフォーマンス促進剤、麻薬を使用するリスク等に関して包括的なインストラクションを提供している。さらに、USADAは薬物についてのホットラインである“Drug Reference Online”を運営する傍ら、教育セッションを実施し、禁止リストや簡易リファレンスカード、アスリートに対する定期的なアラート等の教育素材を積極的に配布している。





Facebook X LINE

オクタゴンガール
オフィシャルショップ
FANTASY