UFCレガシーチャンピオンシップベルトが示すのはUFCの新時代だ。UFCが25周年を迎えたのを受けて新しくなったベルトは、2001年から2018年まで使用されていたUFCクラシックチャンピオンシップベルトの3倍以上の価値を持つ。
UFCレガシーチャンピオンシップベルトが最初にお目見えしたのはUFCファイトナイト・ブルックリン:セフード vs. ディラショーであり、今後もタイトル防衛に成功した者や新たなチャンピオンにその栄誉の証として渡される。また、このベルトはアスリートの国や階級、タイトル防衛数に基づいて独自にカスタマイズされるものだ。
2019年からUFCのチャンピオンシップ戦で勝利したアスリートに与えられるUFCレガシーチャンピオンシップベルトは、各選手のプロ総合格闘技(MMA)キャリアを通じて使用され、同階級を制するごとにベルトのサイドプレートに赤いストーンが配置される。複数の階級でタイトルを手にしたファイターには、それぞれの階級につき一つのベルトが授与される。
【寸法】
全長:50インチ(約127cm)
幅:12インチ(約30.5cm)
メインプレート:11.5インチ×9.5インチ(約29.2cm×約24.1cm)
サイドプレート:4.25インチ×4.25インチ(約10.8cm×約10.8cm)
【重量】
10.45ポンド(約4.7kg)
【センタープレート】
フラッグアイコン
・UFCチャンピオンを輩出した最初の8カ国のアイコン
アメリカ:マーク・コールマン
カナダ:カーロス・ニュートン
ブラジル:ムリーロ・ブスタマンチ
オランダ:バス・ルッテン
ポーランド:ヨアンナ・イェンドジェイチェク
ベラルーシ:アンドレイ・アルロフスキー
イギリス:マイケル・ビスピン
アイルランド:コナー・マクレガー
ストーン
・UFC25周年を記念する25のストーン
・ホワイトキュービックジルコニアと人造ルビー
・UFC初開催の年である1993年を表すローマ数字
UFCロゴ
・中央のUFCロゴはハイポリッシュゴールド製
・ロゴ下面にはオクタゴンとスクエアからなるパターンを配置
・オクタゴンには25周年を表す25本のラインがあしらわれ、スクエアにはオクタゴンの8面を示す8本のラインが配されている
【左プレート】
ファイターごとのカスタマイズ
・各チャンピオンベルトには本人の名前と階級が記される
・ファイターの拠点を国旗のアイコンで表示
・プレートの縁に埋め込まれた8個のストーンはタイトル戦で勝利するたびにルビーと入れ替えられていく。ストーンの横には勝利した日付と場所が刻まれる
・複数の階級を制覇しないかぎり、一人のファイターが複数のベルトを持つことはない
【右プレート】
レザー
・オクタゴンのパターンで装飾
・オクタゴンをかたどったゴールドのボタン、それぞれにUFCのロゴ
【特記事項】
女子のチャンピオンシップベルトはややスリムに設計されている。その他のディテールについてはすべて男子と同様。
ベルトのプレート裏側にはそれぞれのファイター固有のシリアルナンバーとUFC会長のデイナ・ホワイトのサインが刻印されている。
特定の階級で防衛に成功するたびに、そのアスリートのベルトにルビーが追加される。現地時間2019年1月19日(土)以前の勝利や防衛は新しいベルトに反映されない。この日よりも後の成績のみ、UFCレガシーチャンピオンシップベルトに刻まれる。
アスリートがベルトを勝ち取った際、左サイドのプレートは新たな刻印とエナメル加工、ストーンでアップデートされる。この加工を行うため左サイドのプレートはUFCに提出する必要がある。