日本時間2月10日(日)、オーストラリア・メルボルンのロッド・レーバー・アリーナを舞台にUFC 234が開催され、プレリムに登場した石原“夜叉坊”暉仁はカン・ギョンホをダウンさせる場面もあったが、背中を取られた後、リアネイキドチョークで一本負けを喫した。
【プレリム】
ライト級マッチ 5分3ラウンド
○デボンテ・スミス vs. マー・ドンヒョン●
1ラウンド(3分53秒)TKO
デボンテ・スミス
「かなり忍耐強くいかないといけなかった。あまりに焦り過ぎたら、相手がグラップリングをしかけて来るだろうというのは分かっていたし、こっちはそれにしっかり対応する必要があった。引きずられそうな感じさ。だから、スマートさを保って、距離を取り、相手の足が弱点だと気づいた時に、ここが攻めどころだと踏んでいったんだ。この後はちょっとゆっくりする。フランシスコ・トリナウドとの試合が決まれば、デンバーに戻ってトレーニングに取り組むから、試合が決まったら戻るよ」
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○シェーン・ヤング vs. オースティン・アーネット●
判定3-0(30-27、30-27、30-27)
シェーン・ヤング
「試合を通してずっと自分のやることをやっただけ。コーナーのアドバイスが聞こえたら、とにかくその通りにやった。タフな試合になるとは思っていなかったんだけど、何発かいいのを当てたのに、マジかよ、と思ったね。向こうがタフだった。その後、ダメージを受けている感じを何度か出していたけど、最後の最後に落とすまでは全然だったし、最後は、やっとだ! と思ったね」
フライ級マッチ 5分3ラウンド
○カイ・カラ・フランス vs. ハウリアン・パイバ●
判定2-1(29-28、29-28、28-29)
カイ・カラ・フランス
「メルボルンでの試合は自分にとって地元戦だったから、ニュージーランドだけじゃなく、世界の大舞台でANZ(オーストラリアとニュージーランド)を代表して戦うとなれば、逆境の中でもかなり助けになる。俺は友達や家族、今日、このアリーナに来てくれた人たちみんなのために戦った。メインイベントはなくなってしまったけれど、プレリムでその埋め合わせができたんじゃないかな。試合に向けては調子が良かったし、研ぎ澄まされていた。いいショーを見せられると思っていたしね。相手の18勝1敗の記録は忍耐強くてタフなことを表しているし、その通りにタフだった。若くてハングリーで、未来は明るい。でも、俺は初めての舞台じゃないから、試合に向けてはそれが後押しになった。この数年に経験してきたことすべてを思うと、13カ国で戦い、アルティメットファイターになり、UFCにたどり着くまで本当にハードな道のりだった。コーチたちとじっくり話して次にどうするかを考える。試合が続いていたから、少し休む時かなと思っているし、もしかしたら、今年の後半にUFCがブリスベンに行くなら、そこで戻るかもしれない」
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●石原“夜叉坊”暉仁 vs. カン・ギョンホ○
1ラウンド(3分59秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)
カン・ギョンホ
「打撃を浴びてしまい、それほど厳しいものではなかったけれど、膝が落ちてしまった。自分としてはとにかく立ち上がって試合を続けないと、そう思っていた。今年の目標はUFCでトップ10のファイターと戦うこと。そして来年にはタイトルに挑戦したい。この瞬間から、韓国の選手はオクタゴンで勝ち続けていく。UFCで韓国勢の強さを証明するつもりだ」
【アーリープレリム】
ライト級マッチ 5分3ラウンド
●キャラン・ポッター vs. ジェイリン・ターナー○
1ラウンド(0分53秒)TKO
ジェイリン・ターナー
「最高の気分だ。この勝利を手に入れるために必死にがんばってきたし、それを経て勝利できたのがうれしい。相手は思っていたよりも少しタフだったけど、それについては彼をたたえたい。(ポッターは)2週間前のオファーで試合を受けてくれた。自分のデビュー戦も同じだったから、向こうの気持ちは分かるつもりだ。オーストラリアで戦うチャンスをもらったことに感謝している。ここが大好きだ。すぐにまた試合がしたい。いつでも受けて立つ。6月に子供が生まれるから、それまでにもう少し稼がないといけないのさ」
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●ウリジ・ブレン vs. ジョナサン・マルチネス○
判定3-0(27-30、27-30、28-29)
ジョナサン・マルチネス
「今回の勝利は本当にうれしい。ファクトリーXとのトレーニングがかなり助けになったし、あそこでいろんなことを学んだから、しっかり準備ができたんだと思う。ブレンはそれほどびっくりすることもなかった。試合に向けてトレーニングに励み、準備は整っていたからね。次に何が来ようと、誰が来ようと覚悟はできている」