弱冠22歳にしてウェルター級からUFCデビューを果たすイスマイル・ナウルディエフは、初戦から強い印象を残すべくブラジルの有望株であるミシェル・プラゼレスと対戦する。プラゼレスはライト級からウェルター級に戻って以来、8連勝の快進撃中だ。
ショートノーティスで今回の試合に臨むナウルディエフはプラハでプロデビューしてから17勝2敗の記録を残している。その中には一度UFCに参戦したことのあるベニー・アロウェイに対する勝利が含まれていた。アロウェイ戦の後に黒星を一つつけられたものの、そこから前戦までの2戦では連続して第1ラウンドで試合を締めくくっている。最近の2勝を挙げるのに要した時間は、合わせてわずか4分に満たない。
今回のバトルはナウルディエフにとって大きな飛躍のチャンスと言えよう。プラザレスは26勝2敗という戦績の持ち主であり、UFCで戦った12試合中、10試合で相手を打ちのめしてきた。確かに厳しい戦いだ。しかし、強敵だからこそ、それを破ったときには混戦の繰り広げられるウェルター級で前へ進んでいくための道が拓けるのだ。