注目の暫定王者決定戦2つはアトランタで実施

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UFC 231:マックス・ホロウェイ vs. ブライアン・オルテガ【カナダ・オンタリオ州トロント/2018年12月8日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFC 231:マックス・ホロウェイ vs. ブライアン・オルテガ【カナダ・オンタリオ州トロント/2018年12月8日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
ここ2年で初めてUFCが向かうアトランタで、重要な暫定王者決定戦2試合が行われる。現フェザー級王者にしてパウンド・フォー・パウンドで4位につけるマックス・ホロウェイが階級を一つ上げ、2つのUFCベルトを同時に手にする4人目のファイターとなるべくライト級3位のダスティン・ポワリエと対戦。また、ミドル級のトップコンテンダーであるランキング4位のケルヴィン・ガステラムとランキング5位のイズラエル・アデサニヤの2人はそれぞれ初の頂点踏破を懸けて激突する。UFC 236:ホロウェイ vs. ポワリエ 2は日本時間4月14日(土)、ステート・ファーム・アリーナを舞台に行われる。

フェザー級で13人のライバルを連続で倒して20勝3敗を記録するホロウェイは、キャリアで初めて階級を上げてパウンド・フォー・パウンドのトップを目指すと同時に、コナー・マクレガー、ダニエル・コーミエ、アマンダ・ヌネスらしか達成したことのない2階級同時制覇を狙う。ホロウェイはフェザー級で長らくライト級のチャンピオンだったホセ・アルドを二度、元ライト級王者のアンソニー・ペティスを一度倒しており、それまで無敗だったチャレンジャーのブライアン・オルテガも退けてきた。今、ホロウェイはプロキャリアで初めて黒星をつけられた相手であり、ここ4年で一度しか負けたことのないポワリエを相手に雪辱を果たそうとしている。

24勝5敗1ノーコンテストを記録するポワリエは、2012年のホロウェイに対する勝利がまぐれではないことを証明し、初のUFCタイトルをつかみたいところだ。過去4試合の全てでファイトボーナスを獲得することで、ポワリエはUFCで最も層の厚いこの階級において最高にデンジャラスでスリリングなファイターの一人であることを証明してきた。最も近いところで決めたフィニッシュとしては堅牢なトップコンテンダーであるジャスティン・ゲイジーとの試合があり、ポワリエはホロウェイのダブルチャンピオンを防ぐために必要なものが自分に備わっていると感じていることだろう。

ジ・アルティメット・ファイター(TUF)シーズン17でミドル級王者となってから6年が過ぎた16勝3敗1ノーコンテストのガステラムも、キャリア初の暫定王者決定戦を制すべく体制を整えている。当初は2月に行われたUFC 234で現ミドル級王者のロバート・ウィテカーと戦う予定だったガステラムだが、ウィテカーは病気による欠場を強いられた。今、ポワリエはトップクラスのファイターであるアデサニヤを初めて倒した選手となって自身の立ち位置を固めようとしている。元ミドル級王者のマイケル・ビスピンやランキング3位のジャカレ・ソウザから見事な勝利を収めたポワリエは、今や自分がミドル級でベストな男だと証明するときだと信じているのだ。

UFC史上最速のペースでピラミッドを駆け上がってきたアデサニヤはこれまでに16勝0敗をマーク。前戦では伝説的な元ミドル級王者のアンデウソン・シウバから鮮やかに白星を挙げた。UFCのロースターに加わってわずか1年と少しでタイトル戦に手を伸ばそうとしているアデサニヤは、キックボクシングの世界で複数回王座に上ったことがあり、その頃の戦績は75勝4敗を数えている。オクタゴンで戦った中でも最高レベルのストライカーであり、それは総合格闘技(MMA)での16勝中13勝がKOであることからも分かる。アデサニヤの目標はガステラムをKOした唯一のファイターとなり、スターダムにのし上がることだ。

そのほかには下記のような試合が組まれている。

オヴィンス・サン・プルー(元ライトヘビー級タイトル挑戦者、ランキング12位) vs. ニキータ・クリロフ

エリク・アンダース(元フットボール選手) vs. カリル・ラウントリーJr.

モンテル・ジャクソン vs. アンドレ・スーカムタス

ウィルソン・ヘイス(元フライ級タイトル挑戦者、ランキング5位) vs. アレクサンドル・パントーハ(ランキング6位)

ボストン・サーモン vs. カリッド・タハ

対戦カードや最新情報はUFC.comで随時お伝えしていく。
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