UFCファイトナイト・ロンドン：マスヴィダルがティルをKO！

日本時間3月17日（日）、イギリス・ロンドンにあるO2アリーナを舞台にUFCファイトナイト・ロンドンが開催され、メインイベントでウェルター級ランキング3位のダレン・ティルと同11位のホルヘ・マスヴィダルが対戦した。

試合開始の合図と共に、マスヴィダルが急襲を仕掛けるも金的蹴りとなってしまう。再開した途端にティルの左ストレートをまともに食らったマスヴィダルが思わず尻もちをつき、ティルがフィニッシュを狙ってマウントを取りに行ったが、マスヴィダルがうまく逃げている。その後は打ち合いの展開になるも、ややティルのプレッシャーが強いかに思われた。しかし、マスヴィダルがKOアーティストらしい強烈な拳をティルにヒットさせる場面も多くなる。

第2ラウンド開始直後、ティルのアイポークで若干のブレイクがあった後、マスヴィダルがテイクダウンを決めてマウントを取ろうとするが、ティルが体勢を立て直してスタンディングに戻す。打ち合いが続くかに思われたその時、マスヴィダルの左がティルにクリーンヒット、そのままティルはダウンを喫し、追い打ちをかけようとしたマスヴィダルをレフェリーが止めた。

マスヴィダルは地元出身ファイターのティルを相手に見事なKO勝利を収めている。

【メインイベント】
ウェルター級マッチ　5分5ラウンド
●ダレン・ティル vs. ホルヘ・マスヴィダル○
2ラウンド（3分05秒）KO

ホルヘ・マスヴィダル

「俺は試合が大好きだ。勝利はおまけみたいなもんだけど、こういう試合が俺は大好きなんだ。物心がついたときからずっと戦ってきた。ものすごく貧乏だったけど、やるべきことをやり続けている。第1ラウンドで崩れてしまったけど、あれで目が覚めた。すぐにやり返したかった。スクラップが気に入っているんだ。ダレンは本当にタフ。ダウンさせるまでに、何度も強烈な打撃を浴びせたのに、ただ笑ってくるんだ。まるで俺が他の相手にしているように。あいつはすごいよ。きっと高みに上っていくさ。俺はベルトをかけて戦いたい。ダレンは1敗しかしていないし、その相手がチャンピオンだ。この階級、この団体でも俺は超一級品だぞ。おれの番だ。ベルトがいるんだ」