ルスラン・マゴメドフに関するUFC声明

UFC
USADAは現地時間1日(月)、UFCアンチ・ドーピング・ポリシーの2度目、および3度目の違反を犯したルスラン・マゴメドフ(32歳、ロシア・クラスノヤルスク)が生涯にわたる制裁を受けたと発表した。

2018年10月10日に実施された競技外の検査でマゴメドフが提出した尿サンプルからメチルテストステロン代謝物17α-メチル-5β-アンドロスタン-3α、17β-ディオール、およびスタノゾロール代謝物3’-ハイドロキシスタノゾロール-O-グルクロニド、スタノゾロール-N-グルクロニドが検出された。メチルテストステロンならびにスタノゾロールは蛋白同化薬に属する非特定物質であり、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の禁止リストを採用するUFCアンチ・ドーピング政策のもとで使用が常時禁止されている。

3度目の違反は2019年2月5日に競技外の検査に対するサンプル提出を完遂することを拒んだことに起因する。正当な理由なくサンプル採集を拒否、もしくは怠ることは、UFCアンチ・ドーピング政策のもとでドーピング違反とされている。

生涯にわたる出場停止処分は暫定的活動停止処分が科された2018年11月5日に開始したものとする。

USADAは1年を通じ、全てのUFCアスリートに対して独立したアンチ・ドーピング・プログラムを実施している。USADAは競技の品位を保ち、真のスポーツを喚起し、クリーンなアスリートの権利を守ることを単独のミッションとする独立した非営利、非政府組織である。UFCのアスリート、およびそのサポートチームメンバーが自分たちに適用されるルールを理解するのを支援するため、USADAはUFCアンチ・ドーピング・プログラムのウェブサイトでテストプロセスや禁止薬物、必要な医薬品の使用許可の取得方法、サプリメントやパフォーマンス向上薬、レクリエーショナルドラッグ摂取のリスクと危険性について広範にわたる指導を行っている。さらに、ドラグリファレンスホットラインである“Drug Reference Online(ドラッグリファレンスオンライン)”を運用し、教育セッションを実施するとともに、禁止リストや参照しやすいウオレットカード、定期的なアスリートへのアラート等にも取り組んできた。これらのアスリートに向けたリソースの多くはロシア語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、韓国語、日本語を含む複数の言語で提供されている。
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