UFC 236:ガステラムとの激闘を制し、アデサニヤがミドル級暫定王者に!

UFC PPV コメント 試合結果
UFC 236:ケルヴィン・ガステラム vs. イズラエル・アデサニヤ【アメリカ・ジョージア州アトランタ/2019年4月13日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFC 236:ケルヴィン・ガステラム vs. イズラエル・アデサニヤ【アメリカ・ジョージア州アトランタ/2019年4月13日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間4月14日(日)、アメリカ・ジョージア州アトランタのステート・ファーム・アリーナを舞台にUFC 236が開催され、セミメインイベントでケルヴィン・ガステラムとイズラエル・アデサニヤがミドル級暫定王座をかけて対戦した。

フルラウンドを戦い、両者一歩も譲らぬ激しい打撃の応酬を見せたガステラムとアデサニヤは、序盤からそれぞれに相手の打撃を受けてふらつく場面を見せながらも必死に食いしばって立て直す。第4ラウンドではガステラムのハイキックがアデサニヤの首に直撃し、追撃のパンチを受けたアデサニヤだが、倒れそうになりながらもダウンすることなく踏ん張った。ガステラムも序盤に1度ダウンを喫した後はアデザニヤのスピニングエルボーが顔面にクリーンヒットしても耐えていたが、最終ラウンドでの壮絶な打ち合いでは複数回のダウンを取られた。

試合は判定の末、ユナニマスデシジョンでアデザニヤがミドル級暫定チャンピオンに輝いている。

【セミメインイベント】
ミドル級暫定王座決定戦 5分5ラウンド
●ケルヴィン・ガステラム vs. イズラエル・アデサニヤ○
判定3-0(46-48、46-48、46-48)


イズラエル・アデサニヤ

「5ラウンドの戦争を覚悟してやってきたけど、予想していたのとは違った。いろいろと考えをまとめるためにはシャワーを浴びて試合を見直さないと。試合について何か話すならその後だ。でも、ジャブを当ててきたケルヴィンがすごかったことは言える。これは予想外だったし、ジャブを当てさせてしまったことに驚いた。こっちは思ったタイミングで相手に触れられたけどね。こういう試合をやらないとな。でも、いつも言っているように、運命ってなかなかのもんだ。次の試合・・・忘れられない試合にしてみせる」


【メインカード】
ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●エリク・アンダース vs. カリル・ラウントリーJr. ○
判定3-0(26-30、26-30、26-30)


カリル・ラウントリーJr.

「今日はセコンドの声が聞こえた。今日の試合は最大のゲームプランがあったから。いろいろと新しいツールがあるんだけど、でも、セコンドの助けがないとそれが使えない。フィニッシュのチャンスは何度もあったけど、あまり激しく感情的になりたくなかったし、それに時間を費やしたくもない。自分がどれだけ長く持つのか、感情を抑えられるのかを確認したかった。一発のノックアウトパワーは持っているつもりだし、何度かダウンもさせたんだけどね。それを試したくて、フィニッシュを急ぎたくなかったんだ。俺をカリル2.0に仕上げてくれたペッチインディとタイガー・ムエタイに感謝したい」


ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
●アラン・ジョバーン vs. ドワイト・グラント○
判定2-1(28-29、28-29、30-27)


ドワイト・グラント

「試合が始まってすぐにケガをしてしまって、二頭筋がどうにかなってしまったみたいな感じだった。だから、そのケガのせいでカウンターを仕掛けられなかったんだ。カウンターもコンビネーションもずっと完璧にやってきたから、今日もそれを見せたかったのにできなかった。でも、動き続けないといけなくて、ジャブとレッグキックで押していった。相手が俺の口を殴ってきたから、もしかしてハードにパンチできないのかもしれないと思ったし、そこからはケガしてもこの試合に勝てると思っていた。向こうが勝ったなんて思うべきじゃない。勝てたかもしれないけどね。危ない瞬間があったんだけど、プレッシャーをかけてこなくて、むしろ下がっていったんだ」

アラン・ジョバーン

「最悪の判定だ。心が打ち砕かれる。相手のことを見下すつもりはない。ただ、彼はニューカマーで、俺はファイトボーナスも獲得したことのあるウイナーだ。ずっと下がり続けていたし、こっちが攻めていたのに。理解できない。心が打ち砕かれた気分だし、ファンもそんな風に感じたみたいだったから余計にそう思う。こんな風な判定はダメだ。これで僕と家族が必要とする金が半分になるんだから」


ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●オヴィンス・サン・プルー vs. ニキータ・クリロフ○
2ラウンド(2分30秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)


ニキータ・クリロフ

「今回の試合は本気でフィニッシュしたかった。前回、自分が負けたときと同じだから、UFCにいい形で復活できるように一本勝ちしたかったんだ。眠らせてやりたかったからタップされたのはかなり最悪だったけどね。一本勝ちだから今回の試合はいつもよりうれしい。戦ってきたすべてのファイターから学んでいるし、今回の試合も、彼がヴォンフルーチョークを仕掛けようとしたのが分かったけど、守れたし、やらせなかった。前回の敗戦を晴らすキャリアの中でも一番満足のいく勝利のひとつだ。新しい契約を結んでからまだ2試合目だし、次はできるだけベストな相手と戦いたい」
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