【注目株】UFCファイトナイト・フロリダ:ルーズベルト・ロバーツ

UFCファイトナイト
TUFシーズン28フィナーレ:ルーズベルト・ロバーツ vs. ダレル・ホーチャー【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2018年11月30日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
TUFシーズン28フィナーレ:ルーズベルト・ロバーツ vs. ダレル・ホーチャー【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2018年11月30日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
ルーズベルト・ロバーツに目をつけるなら今のうちだ。

ライト級は常に才能あるファイターであふれ、25歳のロバーツがトップ争いにからむにはまだ長い時間がかかるだろう。しかし、デイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズ(DWTNCS)の2年目で見せた活躍や、オクタゴン初登場で発揮した力は、無敗のロバーツに確かな将来性があることを示している。

昨年、DWTNCSでロバーツはギャレット・グロスとの試合の第2ラウンドでサブミッション勝利を決め、パーフェクトな戦績を維持した。さらにその4カ月後にはUFCのケージに登場し、印象的なバトルを展開している。このとき、ダレル・ホーチャーにスタンディングギロチンチョークを決めたロバーツは、WEC 47でチャド・ジョージを下したスコット・ヨルゲンセンを思い起こさせた。

ライト級にしては身長が高く、手足が長いロバーツは、年にそぐわぬ冷静沈着な戦いをするファイターだ。ロバーツは手数を増やして試合を動かそうとするよりは、論理的で綿密な試合運びによって自らの強みを生かし、チャンスが訪れるのを待つスタイルを持ち味とする。

今週末、UFCファイトナイト・フロリダのメインカードに組まれたトーマス・ギフォードとのバトルは、ロバーツにとってそのスキルをより多くの人々に見せつけるチャンスであり、混戦を極めるライト級で道を切り拓いていくきっかけになり得る重要な一戦だ。
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