日本時間7月21日(日)、アメリカ・テキサス州サンアントニオにあるAT&Tセンターを舞台にUFCファイトナイト・サンアントニオが開催され、プレリムでジェニファー・マイアとの女子フライ級マッチに挑んだロクサン・モダフェリはフルラウンドの末にユナニマス判定で敗れた。
【プレリム】
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○アレックス・カサレス vs. スティーブン・ピーターソン●
判定3-0(30-27、29-28、29-28)
アレックス・カサレス
「試合の最初のパンチで腕を折ってしまったんだ。小さい関節を2つ痛めたと思ってフェイントとフックを多く使いたかったから、大きい方の関節を使うようにした。すぐに折ってしまったのは分かっていたから、対応して試合を続ける必要があった。そのせいでチョークに対するディフェンスが大変だった。ツー・オン・ワンでいかないといけないのは分かっていたけど、手を閉じるのもやっとだったから難しくて。相手より自分の方が少し早いのも分かっていたから、ずっと追いかけないといけない状況を作ろうとした。向こうが距離を詰めたがっていて、最初のラウンドみたいにフェンスに追い込んでテイクダウンしようとしていたから、こっちはスタンディングでの試合を続けたいと思った。MMA Labのトレーニングパートナーには本当に感謝している。特にベンソン・ヘンダーソン。彼以上に優れたレスリング力がある人はいないんじゃないかと思っているから、クラスで彼にテイクダウンを手こずらせられたら、それは最高のサインってこと。オクタゴンで素晴らしい自信になる。今回の試合は本当に完全な準備ができていたと思っていた」
女子バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○ラケル・ペニントン vs. アイリーン・アルダナ●
判定2-1(29-28、29-28、28-29)
ラケル・ペニントン
「勝利街道に戻れて最高よ。本当にものすごくしんどいカムバックだったし、次から次へと、山を登り続けているような気分だったから、もちろん、スプリット判定よりもう少しほしかったけど、自分の腕が上げられたときは本当に最高の気分だった。判定になるといつも緊張するの。自分の思っている通りにはならないから、スプリットだと言われたときはその緊張感があったけど、同時に、自分は十分やったという自信もあった。この試合でランキングのどの位置になれるのか分からないし、私にとってはあまり関係のないこと。8位の人でも1位の人でも戦えるから、成長すること、自分の中のベストになれることに集中する。今年、もう一度、試合がしたい。今年末にかけてトップ10の誰かとやれたら最高ね。その後はトップに返り咲くためにがんばり続けるわ」
ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●サム・アルビー vs. クリッドソン・アブレウ○
判定3-0(27-30、28-29、27-30)
クリッドソン・アブレウ
「UFCで初勝利を挙げられて本当に本当にうれしいし、デビュー戦の第一印象を払しょくできてうれしい。柔術だけじゃえなくて打撃もできる完全なファイターだってことをみんなに示したかった。サム・アルビーはビッグネームだし、トップ20とかトップ15にいる人だから、これで俺がその場所をいただくことになるから、かき回しにいくさ。まだ示すべきことも学ぶべきこともたくさんあるから、ジムに戻って必死にトレーニングする。自分を信じているし、俺ならできると信じてもらえるはずだ。スコアを聞いたとき、自分が勝ったと思ってはいたけど、アルビーがなんで勝ったような感じでいるのか分からなかった。この試合は俺のだと思っていた。UFCに自分の力を示し続けていきたい。次の試合も覚悟はできている」
女子フライ級マッチ 5分3ラウンド
●ロクサン・モダフェリ vs. ジェニファー・マイア○
判定3-0(27-30、27-30、27-30)
ジェニファー・マイア
「ロクサンはとても素晴らしいグラウンドゲームを誇っているから、前回の試合から学んで、今日はそれを回避できたし、もっとスマートにいって試合をコントロールすることもできた。今日は本当のジェニファーだったと思う。スタンディングで試合を続ける方がやりやすいけど、何がきても大丈夫なように準備はしていたし、グラウンドゲームだって備えていたわ。これでランキングトップ5に入れたらいいな。そうすればトップにいる人たちと試合ができるし、タイトルに向けて進んでいけると思う」
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○レイ・ボーグ vs. ガブリエル・シウバ●
判定3-0(29-28、29-28、29-28)
レイ・ボーグ
「この数年、自分と家族が直面してきたことのタフさは言葉じゃ言い表せられないけど、しっかりキャンプもできたし、俺の周りには最高の奴らがいてくれる。今回の試合のできにはとても満足している。負けなしでデビューする若手と戦うことになったからシャープでいないといけなかった。俺もそう昔だったわけじゃないし、俺は旋風を巻き起こしたからな。物議を醸したスプリット判定で負けたから、二度と起きないようにする必要があった。俺はまだ若いし、調子もいい。ここが俺のホームで、もっともっと試合できることを楽しみにしている。今はいろんなことがうまくいっているから、家に帰ればもっとずっと良くなっていくはず。息子も順調だから、みんなのサポートに本当に感謝している」
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○マリオ・バティスタ vs. ソン・ジンス●
判定3-0(30-27、30-27、29-28)
マリオ・バティスタ
「今回の試合に向けた準備は最初のときよりもはるかに良かった。始めた頃からずっと一緒にやってきているトレーニングパートナーたちをAチームに入れて、もちろん、MMA Lab(MMAラボ)もかなり手助けしてくれた。ピョートル・ヤンがソンを打ち負かせなければ、自分にとっても彼をやり込むのはかなりタフだろうと思っていたから、15分間を戦い切る準備をしてきたし、全体を通して圧倒してプレッシャーをかけ続けたかった。今のプランはとりあえず癒やして、それから感触次第で今年中に1試合か2試合はしたいと思っている。できれば早く癒やしてトレーニングに戻りたい。MMA Labのトレーニングパートナーたちに感謝したい。プロとしての初試合からここまで彼らが俺を連れてきてくれたし、とにかくもっとうまくなりたいと思っている」
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●ドミンゴ・ピラーテ vs. フェリペ・コラレス○
判定2-1(28-29、29-28、28-29)
フェリペ・コラレス
「この階級ではかなり戦っていけそうだ。自分にはこれが適正だと分かっていたし、かなり力強くて相手のすべてに対応できる感触があった。最高のキャンプで対戦相手の研究もうまくいって準備するチャンスはあったと思っている。第3ラウンドにあんなチャンスを与えるべきじゃなかったんだけど、背中を取られていても、向こうが俺にやってくる以上に俺の方が相手にダメージを与えていた。もっとうまくなるためにジムに戻りたい。UFCが望むなら、11月にブラジルで戦いたいと思っている」