C.B.ダラウェイに関するUSADA声明

UFC
米アンチ・ドーピング機関(USADA)は現地時間8月26日(月)、複数の禁止薬物が検出されると同時に、禁止されたメソッドを利用したことによってUFCアンチ・ドーピング政策に違反したC.B.ダラウェイ(35歳/アリゾナ州ギルバート)が2年の出場停止処分を受けたことを発表した。

ダラウェイが2018年12月19日に行われた非競技検査で提出した尿サンプルからペプチド2(GHRP-2、もしくはプラルモレリン)をリリースする成長ホルモン、GHRP-2の代謝産物、GHRP-6が検出された。アナストロゾールはホルモンおよび代謝調整剤に属する特定物質、GHRP-2とGHRP-6はペプチドホルモン、成長因子、および関連物質と模倣物に属する特定物質である。これらのすべての物質は世界アンチ・ドーピング機構の禁止リストを採用するUFCアンチ・ドーピング政策の下で常に使用が禁止されている。

また、2019年2月9日に非競技検査で採取されたダラウェイの尿サンプルからクロミフェンが検出された。クロミフェンはホルモンおよび代謝調整剤に属する特定物質であり、UFCアンチ・ドーピング政策の下で常に使用が禁止されている。

さらに、ダラウェイは2018年12月13日に制限を超える静脈内(IV)点滴を受けた。IV点滴、もしくは12時間以内における100mLを超える注射は病院での治療や手術行為、臨床上の診断的研究で行われる場合を除き、禁止されている。

調査の結果、陽性反応はダラウェイが最初の検査結果について通知を受ける2019年1月11日より前の摂取と一貫していると判断されたため、2度の陽性反応および制限を越えたIVは単一で初回の違反だとみなされる。ダラウェイの2年の出場停止期間は2018年12月13日に開始するものとする。

USADAは1年を通じ、独立したアンチ・ドーピングプログラムを全UFCアスリートに対して実施している。USADAは競技の品性を保持して真のスポーツを促進し、クリーンなアスリートの権利を守ることのみを目標とした非営利および非政府機関である。UFCアスリートとそのサポートチームメンバーが彼らに適用されるルールを理解するのを補佐すべく、USADAはUFCアンチ・ドーピングプログラムのウェブサイト(リンク先は英語)で検査プロセスや禁止薬物、必要な医薬品を摂取するための許可取得法、サプリメントやパフォーマンス増強剤ならびにレクリエーショナルドラッグ摂取のリスクや危険性について総合的に案内している。さらに、USADAはドラッグについてのホットラインである“Drug Reference Online(ドラッグ・リファレンス・オンライン)”で教育セッションを提供し、禁止リスト、早見カード、定期的なアスリートへのアラートといった広範囲にわたる教育素材の積極的な配信を行っている。

教育や検査と並び、堅実なアンチ・ドーピングプログラムによって、内部の通報者が発端となる調査が可能になっている。USADAはクリーンなアスリートと公明正大な競技を守るため、スポーツにおけるパフォーマンス増強薬物の乱用に対してさまざまな形での報告を受けつけている。
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