UFCファイトナイト深圳の見どころ:日本最強女子ファイター、魅津希が満を持してUFC初見参

UFCファイトナイト 見どころ
日本時間8月31日(土)に開催されるUFCファイトナイト深?では、UFC参戦を長く嘱望されてきた日本最強女子ファイター、魅津希が待望のUFCデビューを飾る。今回は、日本が誇る最終兵器、魅津希に試合に向けた意気込みをうかがった。

若きベテラン、決意のスクランブル発進!

Q: UFCデビュー、おめでとうございます! まずはUFC出場が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

魅津希: 試合まで1カ月という短期間での緊急オファーでしたので、ベストコンディションに持って行けるかどうか、不安もありましたが、せっかくのチャンスなので、全力で頑張ろうと思いました。UFCからは私が18歳の時に初めてオファーをもらい、その時にはお断りをしてしまったのですが、6年越しの今回のチャンスは、どうしても逃したくなかったんです。

Q: 併せてつい先日、お誕生日も迎えられましたね。おめでとうございます!

魅津希: (8月)19日に25歳になりました。減量中なのでケーキは食べられませんでした・・・。

Q: ケーキ代わりの低カロリーのお菓子なども無理でしたか。

魅津希: 無理です無理です。今は減量食しか食べられません。

Q: まだ25歳の魅津希選手ですが、プロデビューは16歳の時というからキャリア9年、キックボクシングなどを含めると戦歴は実に30戦を超える若きベテランです。UFCのことはいつ頃から意識していたのですか。

魅津希: かつて所属していた愛知県の道場のコーチがUFCを好きだったので、随分前から話には聞いていました。それで16歳でプロになった頃から、UFCを目指そうねと言われていて、ああそうなのかと思うようになりました。

Q: そもそも格闘技を始めるきっかけは何だったのですか。

魅津希: 3つ下の弟(元UFCファイターの井上直樹選手)が小学校1年の時に、親の薦めで近くの空手教室に通い始めたのですが、そのお稽古を見学していて、自分もやりたいと思うようになったのがきっかけです。やれば簡単に勝てるのではないかと思っていたのですが、最初はやはり教室歴の長い子にはかないませんでした。ただそこは私も負けず嫌いなので、勝つためにどんどん練習を増やしていくことになってしまったのです。

トップファイターとのスパーリングで深まる自信

Q: 約1年前にニューヨークに本拠地を移され、現在はセラ・ロンゴファイトチームでトレーニングを積んでおられます。アメリカでのトレーニングはいかがですか。

魅津希: 日本の道場では、例えば昼3時間、夜6時間などの長時間練習をしていました。それが当たり前だと思っていたのですが、こちらに来てからは、1時間なら1時間、集中的にトレーニングをしてさっと終わる、といった具合に、短時間集中型のメニューになっています。最初は戸惑いもありましたが、疲労の蓄積やケガの予防のことを考えると、海外式もいいと思うようになりました。

また、日本では1人の先生からすべての指導を受けていましたが、こちらでは試合に向けたゲームプランを練った上で、フィジカル、打撃、レスリング等の専門のプロコーチから必要なトレーニングを受けるというやり方をとっています。だから、ゲームプランと練習内容を自分でもよく考えて取り組むようになりましたし、試合に向けてのチームの団結力の高まりも感じます。

Q: UFC女子ファイターの中で、一緒に練習をしたことがある選手はいますか?

魅津希: 1階級上のフライ級の選手なのですが、ジェシカ・アイ、ケイトリン・チョケイジアンとは強めのスパーリングをしました。

Q: えっ、アイといえばフライ級1位、チョケイジアンはフライ級2位というトップファイターですが、手合わせされた印象はどうでしたか。

魅津希: そうですね・・・KOパンチをもらってしまう、ということはなかったので、その点ではある程度やっていけるのかな、と自信になりました。ただ、やはりパワーが違うとは思いました。

Q: 今回の試合もフライ級戦ですが、今後はどの階級で戦っていきたいと考えておられますか。

魅津希: 本来の階級でもあるストロー級の厚い選手層の中で、自分の力を試したいと思っています。ただ今回の試合内容によって、フライ級でもできそうだと思えば、両方の階級で戦ってみたいとの思いもあります。

インパクトある試合で爪痕を残したい

Q: 今回の対戦相手、ウー・ヤナン(中国)については、どんな選手だとみておられますか。

魅津希: ヤナンは私より身長が10センチも高いんです。こんなに身長差がある相手は初めてなので、そこは懸念しています。打ち下ろしてくる左のパンチと、ケージに押し込む力に注意をして、身長が低いなりの戦い方で、かいくぐってパンチをあてたいです。

Q: 魅津希選手はInvicta FCでは、まるでホームリングのように歓声を背に受けて戦っておられましたが、今回ばかりは舞台が中国で中国人ファイターとの試合という、アウェーな環境になりそうです。

魅津希: それは承知の上なので、アウェーを楽しもうと思っています。セコンドの声さえ聞こえれば、冷静に戦えると思います。

Q: ブーイングを浴びせられても、弱気になったりしないですか。

魅津希: いや、たぶん逆に、もっとパンチをあててやろうとか、燃えちゃうかもしれないです(笑)

Q: 今後戦ってみたい選手には誰がいますか。

魅津希: Invicta FC時代に、カロリーナ・コバルケビッチ、アレクサ・グラッソ、ビルナ・ジャンジロバに悔いの残る判定負けを喫しているので、リベンジしたいです。

Q: 最後にファンへのメッセージをお願いします。

魅津希: 今回、私がUFCと契約した時に、喜んでくださる方が多かったことがとてもうれしかったのです。周囲の方の助けもあって、UFC入りを実現することができました。インパクトの強い試合で勝って、爪痕を残して、2戦目も3戦目へとつなげていければいいなと思っていますので、応援よろしくお願いします。

Q: ちなみに、井上直樹選手はお元気ですか。

魅津希: はい、元気にしていますし、またUFCで戦いたいという気持ちを持って頑張っています。姉弟でUFCに出られればそれが一番いいので、早くそうなるといいなと思っています。

【文および取材 高橋テツヤ】
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