日本時間9月7日(土)、アラブ首長国連邦アブダビのジ・アリーナを舞台にUFC 242が開催された。
アーリープレリムに登場したウェルター級の佐藤天はベラル・ムハマッドと対戦し、強打を浴びても攻める姿勢を貫いたが、第3ラウンドにテイクダウンから背中を取られ、必死にチョークをかわそうとしたものの、ムハマッドのリアネイキドチョークが決まって万事休す。オクタゴン2戦目は黒星を喫した。
【プレリム】
女子フライ級マッチ 5分3ラウンド
○ジョアン・コールダウッド vs. アンドレア・リー●
判定2-1(28-29、30-27、29-28)
ジョアン・コールダウッド
「勝ててものすごく安心しているわ。もし勝てなければ半分のお金しかもらえずに家に帰ることになるから、ファイターにとっては相当のプレッシャーがあるのよ! いいパフォーマンスができて本当にうれしい。アンドレアとの試合が決まった瞬間に、ハードな戦いになるだろうと思ったけど、でもこういうのが私の望む対戦。私にとってはきっとステキな思い出になるだろうし、仕事に戻るわ。この階級の誰が相手でも倒すためにがんばっているんだから」
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
△ズバイラ・ツフゴフ vs. リローン・マーフィー△
判定1-1(28-29、28-28、29-28)
リローン・マーフィー
「初めての試合に出られたことはうれしかったけど、この10倍はマシな試合ができると思っている。2戦目はもっとうまくやる。もっとハードになると思っていた。今日はいろいろ学んだよ。次はもっとうまくやる。来年の初めに試合がしたい。自分の戦い方を上げていかないといけないし、レスリングにも取り組んでいかないと」
ズバイラ・ツフゴフ
【コメントできる状態にないためコメントなし】
女子バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●リアナ・ジョジュア vs. サラ・モラス○
3ラウンド(2分26秒)TKO
サラ・モラス
「アブダビでUFCの試合に勝った最初の女性になれるなんて最高にいい気分。アメージングよ。私にとっては世界の全てを意味する勝利だし、ここにいる人たちにとってもそうであってほしい。もっと多くの人たちがこのスポーツに参加できるようになり、それが彼らの目を開くきっかけになるといいわね。この勝利によって次の試合のチャンスがもらえたらうれしいわ! 契約上では最後の試合だったから、UFCがまだ私のことを好きでいてくれますように。本当の力はまだまだこんなものじゃないのよ」
ライト級マッチ 5分3ラウンド
○オットマン・アツァイター vs. テーム・パッカレン●
1ラウンド(3分33秒)KO
オットマン・アツァイター
「今日は本当に良かった。いつもはノックアウトを狙わず、15分の試合に備えている。相手がやってきて、俺がどのくらいプレッシャーに耐えられるかを見たかったらしい。向こうがこれだけのプレッシャーをかけてくるとは予想していなかったけれど、やってきた。左手はどうかしてしまったみたいだ。まだよく分からない。左のフックがやばかった。だからその時にノックアウトを狙うしかないって思ったんだ。今回の試合に向けてしっかりとトレーニングできていたから、次もなんでもかかってこい」
【アーリープレリム】
ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○ベラル・ムハマッド vs. 佐藤天●
3ラウンド(1分55秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)
ベラル・ムハマッド
「中東のためにもしっかり試合に臨んで最高のショーを見せないといけなかった。自分の地元ファンの前だからね。今週、自分が受けた歓迎や声援は本当にすごかった。フィニッシュを狙っていたし、それを達成できてうれしい。次はランキングに入っている誰かとやりたい」
ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
●ノーディン・タレブ vs. ムスリム・サリコフ○
1ラウンド(4分26秒)TKO
ムスリム・サリコフ
「どの試合も第1ラウンドでフィニッシュしたいと思っている。俺の戦績を見てもらえれば、どの試合も全部、1ラウンドで決めてきたのが分かってもらえると思うし、その覚悟でいた。相手に打撃を当てたときにフィニッシュするチャンスだと思ったし、レフェリーが止めに入ったから、あれが良かったんだと分かった。次が誰でも気にしない。誰でもかかってこい。中国のリー・ジンリャンはどうかな。いいファイターだし、中国のスターだ。俺も中国ではかなり人気だから、きっといい試合になるぞ」
ミドル級マッチ 5分3ラウンド
○オマリ・アフメドフ vs. ザック・カミングス●
判定3-0(30-27、30-27、29-28)
オマリ・アフメドフ
「俺たちにとっては集中するにも良かったし、露出にもかなり良かったと思っている。注目がすべてハビブに集まっていたからね。でも、ある程度は注目してもらわないとダメだ。俺にとってはとても良かったと思うし、すぐにまたやれればうれしい」
ライト級マッチ 5分3ラウンド
○ドン・マッジ vs. ファレス・ジアム●
判定3-0(30-27、30-27、29-28)
ドン・マッジ
「前にも言ったけど、直前に対戦相手が変わったから調整が必要だった。自分はグラウンドゲームでアドバンテージがあると思っていたし、相手があれほどやってくるとは予想していなかったけど、序盤に右手を痛めてしまったみたいで、思い通りに打っていけなかったけど、勝ちは勝ち。そのためにやっているんだから」