【注目株】UFCファイトナイト・バンクーバー:トッド・ダフィー

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UFCファイトナイト・ウルグアイ:オクタゴン【ウルグアイ・モンテビデオ/2019年8月10日(Photo by Alexandre Schneider /Zuffa LLC/Zuffa LLC)】
UFCファイトナイト・ウルグアイ:オクタゴン【ウルグアイ・モンテビデオ/2019年8月10日(Photo by Alexandre Schneider /Zuffa LLC/Zuffa LLC)】
UFCヘビー級における最速ノックアウト記録の保持者であるトッド・ダフィーは、2015年7月以来、数々のケガや体調不良で4年間戦いから遠ざかっていた。かつてこの競技において最も有望視されたファイターの一人だったダフィーは、大きな未知の要素として今週末に開催されるUFCファイトナイト・バンクーバーで復帰を果たそうとしている。その対戦相手はデイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズ出身のジェフ・ヒューズだ。

身長約190cmのダフィーは、ヘビー級の有望株と聞いたときに人々が脳裏に思い浮かべる姿そのものの筋肉質のボディーを有している。一般的な大型の選手にはないさまざまなタイプのパワーを使える選手でもあり、UFCでの3勝を含むこれまでの9勝はすべてノックアウトで決めてきた。

不在の4年間に何度かの手術を受け、MRSAとの戦いも経ているとあれば、たいていはカムバック戦への注目は高くないものだが、比較的まだ若く、ヘビー級のファイターであることもあり、フレッシュで健康状態が良好のダフィーは見逃せない存在となっている。

また、ヒューズとの対戦はダフィーにとってこれ以上ない指標だ。元LFAチャンピオンにして、長きにわたってUFCヘビー級王者であるスティペ・ミオシッチのトレーニングパートナーだったヒューズは、3月に行われたオクタゴンデビュー戦でモーリス・グリーンにスプリット判定で惜敗している。

過去に2回、活動休止から復活したダフィーの3度目の復活に、ファンやオブザーバーたちは特別な期待を抱いてはいないだろう。しかし、3度目が魅力的なものであったとしたら、それはどう変わるだろうか?
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