【注目株】UFCファイトナイト・メキシコシティ:アスカル・アスカロフ

UFCファイトナイト
UFCファイトナイト・バンクーバー:オクタゴン【カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー/2019年9月14日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC)】
UFCファイトナイト・バンクーバー:オクタゴン【カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー/2019年9月14日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC)】
これまで無敗のアスカル・アスカロフは戦いの場に戻ってきたブランドン・モレノとの対戦によって、UFCデビュー戦早々に周囲に印象づけるチャンスを得ている。今週末に行われるUFCファイトナイト・メキシコシティのメインイベントに組まれたこの試合は、フライ級に大きな影響を与えることだろう。

10戦連勝の記録を手土産にオクタゴンにやってくる26歳のアスカロフは、2018年5月が最後の試合となっているが、パーフェクトな記録に至るまでにこなしてきたバトルの質を振り返るに、このレベルでの戦いにふさわしいこと、また、遠ざかっていた期間がパフォーマンスに大きく影響しないだろうことは明らかだ。2016年10月にはブラジルのベテランにして元UFCファイターのホセ・マリア・トメとの5ラウンドマッチを制し、空位になっていたACBフライ級王者となった。それ以降、2度のタイトル防衛に成功しており、WECのベテランアンソニー・レオンをサブミッションで退けたのに続き、前戦ではラスル・アルバスカノフを破っている。

階級の中では恵まれた体格にして身長約170cmのアスカロフは、これまで10勝のすべてでフィニッシュを決めてきた。多くの人々がアスカロフのオクタゴン初戦を心待ちにしているのもうなずけるだろう。この無敗のロシア人ファイターの実力を測るにあたり、モレノは絶好のリトマス紙であり、格闘技(MMA)界最高峰での対戦経験が豊富なばかりではなく、6月にはLFAでマイケル・ペレスのベルト取りをはばんでいる。

再編の最中にあるフライ級でアスカロフがUFCの旅を一本勝ちで始めるとすれば、すぐにランク争いにからむ位置に飛び込むことができるだろう。
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