【注目株】UFCファイトナイト・デンマーク:ニコラス・ダルビー

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UFCファイトナイト・ハンブルグ:ニコラス・ダルビー vs. ペーター・ゾボタ【ドイツ・ハンブルグ/2016年9月3日(Photo by Dean Mouhtaropoulos/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・ハンブルグ:ニコラス・ダルビー vs. ペーター・ゾボタ【ドイツ・ハンブルグ/2016年9月3日(Photo by Dean Mouhtaropoulos/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
34歳のウェルター級ファイターであるニコラス・ダルビーは2度目のUFCロースター入り後のキャリアをホームタウンでの一戦で始めようとしている。

最初にUFCにたどり着いたとき、ダルビーの戦績は13勝0敗を誇り、最後の2戦でケージ・ウォリアーズのタイトルを防衛していた。オクタゴンデビュー戦では同じくニューカマだったエリゼウ・ザレスキ・ドス・サントスを退けたものの、代役として呼ばれた2戦目ではダレン・ティルと引き分けている。しかし、その後ザック・カミングスとペーター・ゾボに2連戦を喫してUFCからリリースされている。

これで憂鬱になり、自己破壊的な状態に陥ったとは本人が公に語るところであり、ケージ・ウォリアーズに戻ってからはカルロ・ペデルソリにも敗北。ペデルソリはこの勝利を機にUFCに戦いの場を移した。だが、そこからは黒星をつけられることなくフィニッシュによる3連勝を決めてケージ・ウォリアーズのウェルター級暫定王者となると、スコット・ヒューストンとの王座統一戦に臨んだものの、この試合はマットの状態が危険であると判断されたために第3ラウンド2分でストップされている。

すでにタフネスと粘り強さは何度も証明してきたダルビー。再び力を取り戻し、2度目のUFCへの挑戦でどんな戦いを見せてくれるかは興味深いところだ。今週末のUFCファイトナイト・デンマークで拳を合わせるアレックス・オリベイラは立ち上がりが早く、素早い動きは敵にまるで煙を相手にしているかのように感じさせるファイターであり、4年以上もUFCで強敵とバトルしてきた経歴を持つ。逆に言えば、それは久々にオクタゴンに上がるダルビーがただちに自身の力を証明するのに絶好の相手だということだ。
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