ブロク・ウィーバーは3年目を迎えたデイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズ(DWTNCS)が今年輩出した新星の一人だ。当初はこのシリーズの第1週に戦う予定だったものの、ギリギリになってその試合はキャンセル。しかし、2カ月後にタンパに戻ったウィーバーはデビン・スミスを相手にユナニマス判定勝ちを収め、UFCへの切符をこぶしでもぎとった。
ケージの内外を問わずエンタテイナーであるウィーバーは、7連勝を記録した状態でUFCデビューを迎える。その中には同じくDWTNCS出身のマックス・ムスタキ、タイラー・ヒル、そして総合格闘技(MMA)界で長く活躍するチャールズ・ベネットらとの試合が含まれている。耐久力があり、コンディションを整えてライト級でもウェルター級でも戦う意欲のあるファイターであるウィーバーは、その回復力や容赦ないプレッシャーによって相手を威圧することができる。
ウィーバーのUFC初戦の相手を務めるトーマス・ギフォードも、長い連勝から4月にオクタゴンデビューにこぎつけた面々の一人だ。ギフォードは6戦無敗をマークしていた際にUFCからの招きを受け、こちらもDWTNCSに参戦していたルーズベルト・ロバーツと互角にわたりあった上で惜敗を喫した。夏の成功をUFCでの記憶に残るスタートに昇華させたいと願うウィーバーにとって、そんなギフォードは格好の対戦相手かもしれない。