ライト級で躍進するポール・フェルダーの元チームメイトにしてトレーニング・パートナーだったショーン・ブレイディは、オクタゴンを目指して何年もかけてゆっくりとしながらも着実な成長を遂げてきた。
アマチュアとして4勝0敗を記録して2014年にプロに転向したブレイディは、アーロン・ジェフェリーやタナー・サラセノ、コルトン・スミス、タジ・アブドル・ハキムらを倒す中で勝利を積み重ねて10勝0敗という戦績を打ち立てた。CFFCウェルター級王者にしてブラジリアン柔術の黒帯を有するブレイディは、今週末にUFCで15戦をこなしてきたベテランのコート・マクギーを相手にデビューを果たすことになる。
2013年までさかのぼる過去8試合で3勝しか果たしていないとは言え、マクギーのタフさは試合を通じて証明されており、オクタゴンに初めて足を踏み入れるブレイディにとっては絶好のリトマス試験紙になるかもしれない。マクギーがキャリでフィニッシュを飾ったのは一度のみだが、勇猛果敢で過酷なスタイルは誰にとっても、特に初めてまばゆいライトの下で戦うという状況に神経をすり減らしているデビューしたてのファイターにとって、困惑させ、フラストレーションを感じさせるものであるはずだ。
しかし、ブレイディは地元で印象的なライバルたちと相対して敗北を知ることなく、その対戦相手たちにプロ初戦や負け越しているファイターはいなかった。すでに元ジ・アルティメット・ファイター(TUF)ウイナーを破った経験もあり、次にUFCのケージに現れるときは必ずやステップアップした戦いに臨むはずだ。