【注目株】UFCファイトナイト・シンガポール:ドンテイル・メイエス

UFCファイトナイト
DWTNC:ドンテイル・メイエス【アメリカ・ネバダ州ラスベガス、2019年7月16日(Photo by Chris Unger/DWCS LLC)】
DWTNC:ドンテイル・メイエス【アメリカ・ネバダ州ラスベガス、2019年7月16日(Photo by Chris Unger/DWCS LLC)】
デイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズ(DWTNC)で3シーズン全てに参戦したただ1人のファイターであるドンテイル・メイエスは登場のたびに成長を示し、今年の初夏、ついに契約を勝ち取った。

シーズン1の登場時はヘビー級トップの有望株と目されていたが、コンディショニングの問題や経験不足によってアレン・クラウダー相手に第3ラウンドKO負けを喫している。メイエスは地方のチャンピオンシップでモハメド・ウスマンに勝って再起し、シーズン2ではミッチェル・サイプを血まみれにして勝利した。しかし、この週は同じヘビー級のフアン・アダムスやその他3人の活躍によって影が薄れてしまい、またも手ぶらのままラスベガスを去ることになった。

再び地方で勝利を飾り、この夏のシーズン3に再登場したメイエスは元サッカー選手のリカルド・プラセルに第1ラウンドKO勝利を決めて、ようやくUFCとの契約をつかみ取った。

現在4連勝中で27歳のメイエスは今、自身の信念をかなえるチャンスを得ている。対戦相手は同様に頭角を現しつつあるシリル・ガーヌだ。ガーヌはこの夏のUFCデビュー戦で第1ラウンドフィニッシュを決めてプロでの戦績を4勝0敗とした。

ガーヌが所属するジムはフランシス・ガヌーを輩出したパリのMMAファクトリーで、ガーヌもスポーツ内でヘビー級屈指の有望株と目されている。メイエスがこの強敵を相手にシンガポールで勝つことができれば、ランキング入りを期待される新人との評判を確立することができるだろう。
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