ジャコモ・レモスに関する声明

UFC
米アンチ・ドーピング機関(USADA)は現地時間10月24日(木)、禁止薬物の陽性反応が出たジャコモ・レモス(30歳/ブラジル・サンタカタリーナ)がUFCアンチ・ドーピング政策違反により2年の出場停止処分を受けたことを発表した。

2019年7月19日に行われた非競技検査でレモスが提出した尿サンプルから、ドロスタノロンおよびその代謝産物である2α-メチル-5α-アンドロスタン-3α-オール-17-オンが検出された。ドロスタノロンは蛋白同化薬に属する非特定物質であり、世界アンチ・ドーピング機構の禁止リストを採用するUFCアンチ・ドーピング政策の下で常に使用が禁止されている。

レモスの2年の出場停止期間は非特定物質に対するUFCアンチ・ドーピング政策下での標準的な処分であり、陽性のサンプルが最初に採取された2019年7月19日に始まる。

USADAは1年を通じ、独立したアンチ・ドーピング・プログラムを全UFCアスリートに対して実施している。USADAは競技の品性を保持して真のスポーツを促進し、クリーンなアスリートの権利を守ることのみを目標とした非営利および非政府機関である。UFCアスリートとそのサポートチームメンバーが彼らに適用されるルールを理解するのを補佐すべく、USADAはUFCアンチ・ドーピング・プログラムのウェブサイト(リンク先は英語)で検査プロセスや禁止薬物、必要な医薬品を摂取するための許可取得法、サプリメントやパフォーマンス増強剤ならびにレクリエーショナルドラッグ摂取のリスクや危険性について総合的に案内している。さらに、USADAはドラッグについてのホットラインである“Drug Reference Online(ドラッグ・リファレンス・オンライン)”で教育セッションを提供し、禁止リスト、早見カード、定期的なアスリートへのアラートといった広範囲にわたる教育素材の積極的な配信を行っている。

教育や検査と並び、堅実なアンチ・ドーピング・プログラムによって、内部の通報者が発端となる調査が可能になっている。USADAはクリーンなアスリートと公明正大な競技を守るため、スポーツにおけるパフォーマンス増強薬物の乱用に対してさまざまな形での報告を受けつけている。
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