日本時間6月26日(月)、アメリカ・オクラホマ州オクラホマシティを舞台に開催されたUFCファイトナイト・オクラホマシティのオープニングマッチにて、ジョシュア・スタンズベリーとジェレミー・キンボールによるライトヘビー級戦が行われた。
スタンズベリーはこれまでUFCでは1勝1敗で、昨年12月にデビン・クラークに判定負けして以来の登場。対するキンボールはこれがUFC2戦目だ。今年1月のオクタゴンデビュー戦ではマルコス・ホジェリオ・デ・リマに1ラウンドTKOで敗れている。
先制攻撃を仕掛けたのはスタンズベリーの方だった。積極的に前に出てワンツーを当てると、シングルレッグテイクダウンを狙仕掛ける。しかし、キンボールは金網を背にこれを防御して振りほどく。さらにスタンズベリーはワンツーからローで前に出るが、キンボールは冷静に回りながらさばいては逆にローを返していった。キンボールが鋭い踏み込みから右ストレートをクリーンヒットさせたところ、これが効いて動きが止まったスタンズベリーに、キンボールはさらに右フックを放つ。たまらず倒れ込んだスタンズベリーに、キンボールが猛然とパウンドの連打をたたき込むと、1分21秒でレフェリーが試合を止めた。
会心のUFC初勝利を挙げたキンボールは「デビュー戦では、出すべき打撃を出せなかった。これが本物のグリズリーだ! 右ストレートが当たって効いたのが分かったから、仕留めに行ったんだ。今はUFCが僕のホームだと感じるよ。これからもここで戦ってゆくよ」と語った。