グイダ、コクを圧倒してライト級復帰戦を勝利で飾る

UFCファイトナイト 試合レポート
UFCファイトナイト・オクラホマシティ:クレイ・グイダ vs. エリック・コク【オクラホマ州・アメリカ/2017年6月25日(Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・オクラホマシティ:クレイ・グイダ vs. エリック・コク【オクラホマ州・アメリカ/2017年6月25日(Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間6月26日(月)、アメリカ・オクラホマ州オクラホマシティを舞台に開催されたUFCファイトナイト・オクラホマシティでクレイ・グイダとエリック・コクによるライト級戦が行われた。

35歳のベテラン、グイダはUFCライト級で五味隆典を、フェザー級では日沖発や川尻達也を倒した実績を持つが、近年は2連敗を喫しており、今回は2016年6月にブライアン・オルテガの膝蹴りで2ラウンドKO負けして以来、約1年ぶりのオクタゴン登場と同時に5年ぶりのライト級復帰戦に挑んだ。

対戦相手のコクも、かつてはUFCフェザー級のトップコンテンダーの地位にいた選手。2014年からはライト級に戦場を移しており、オクタゴンに上がるのは昨年5月にシェーン・キャンベルに2ラウンドチョークで一本勝ちを収めて以来となった。

場内からの大きな“グイダ”チャントで幕を開けたこの試合。頭を振りながら右のオーバーハンドを放つグイダに対し、サウスポーのコクはよく見て鋭いワンツーを返していく。勢いよく組みついたグイダがコクを金網に押し付けて片足を抱えてテイクダウンを決めるも、コクはすぐに立ち上がっている。それでもグイダはしつこく組みつくが、コクは振りほどいた。

第2ラウンドも前に出続けるグイダは右のオーバーハンドを当てて場内を沸かせると、今度は同じ動きからテイクダウンに移行して見事に完遂、上を奪ってみせた。コクを金網に押し付けたグイダはその後、サイドについてマウントに移行。しばらく胸を合わせた状態からのパウンドで削ったグイダは残り30秒で姿勢を正してコクの胸に深く座り込み、ガードを固めるしかないコクにパウンドの雨を降らせた。

最終ラウンドは口から血を流し、やや消耗した表情のコクに対し、まったく息が上がっていないグイダはタイミングを見てシングルで飛び込むと、そのままコクを金網に押し付ける。コクの右足を抱え上げたグイダがテイクダウンに成功し、あっさり胸を合わせてニアマウントからマウントに移行した後、またしてもパウンドの雨を降らせる。コクは両足でグイダの胴を挟むTKシザースで抵抗を試みたが、腰の重いグイダのベースは崩れず。グイダは試合終了まで上をキープし続けた。

判定は3-0(29-28、29-26、30-27)でグイダに凱歌。元気者の復活に場内は大きく湧いた。
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