“GM3”の異名を持つジェラルド・マーシャートがUFCミドル級でファンに自身を印象づけるまで、ほとんど時間はかからなかった。Roufusport出身のマーシャートはオクタゴン初登場からの2戦でジョー・ジリオッティおよびライアン・ジェーンズと対峙すると、両者から第1ラウンドでタップを奪っている。
日本時間7月9日(日)に開催されるUFC 213でマーシャートが対決するのはブラジルのストライカーであるチアゴ・サントス。マーシャートにとって、サントスとの一戦は新入りを脱して一人前のファイターの仲間入りをするチャンスだ。
パワーあふれる“デ・リマ・マヘタ”ことサントスは昨年終盤に2連敗を喫するまでミドル級で確固たる位置を築いていた。サントスがカナダ・ノバスコシア州でジャック・マーシュマンにフィニッシュを決め、再び勝利を手にしたのと時を同じくして、マーシャートも自分のUFCキャリアを軌道に乗せている。そんな2人が今、ラスベガスで激突しようとしている。
この戦いで8連勝を飾ってUFC3勝目を挙げることができれば、マーシャートは試合後のマイクパフォーマンスでミドル級における自分の立ち位置と将来のプランについて語ってくれるに違いない。