3Rにヴェウドゥムがダウンを奪うもオーフレイムが判定勝ち

UFC PPV コメント 試合結果
UFC 213:ファブリシオ・ヴェウドゥム vs. アリスター・オーフレイム【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2017年7月8日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFC 213:ファブリシオ・ヴェウドゥム vs. アリスター・オーフレイム【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2017年7月8日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間7月9日(日)、ラスベガスのT-MobileアリーナでUFC 213が開催され、メインカードでファブリシオ・ヴェウドゥム対アリスター・オーフレイムのヘビー級マッチが行われた。

ランキング1位のヴェウドゥムと同3位のオーフレイムの一戦は試合開始の合図と同時にヴェウドゥムが飛び膝を仕掛けにいくが、即座の判断でオーフレイムは回避。積極的に仕掛けるヴェウドゥムに対し、オーフレイムは出方を見ようと距離を取る。互いに見合って攻撃のタイミングを図りながらも、要所で打撃を繰り出していくが、一瞬、ヴェウドゥムがマットに足を取られる格好ですべってしまった。特に影響はなかったようですぐに立ち上がっている。

第2ラウンドもヴェウドゥムが飛び膝の急襲を見せるが、オーフレイムは見切ってここでも攻撃をかわした。ガードを下げてヴェウドゥムの様子をうかがっていたオーフレイムがテイクダウンを取ってヴェウドゥムに覆いかぶる。マウントからパウンドを放つオーフレイムにヴェウドゥムも下から打撃で応じた。一度、離れたあとに、ボディに膝を命中させたオーフレイムが再びテイクダウンを成功させたものの、ここも離れてスタンディングの攻防に持ち込む。

試合前に15分間をかけてオーフレイムを追い込むとプランを明かしていたヴェウドゥムの見込み通り、最終ラウンドまでもつれ込んだヘビー級トップコンテンダー同士の試合はヴェウドゥムが膝を命中させてついにオーフレイムからダウンを奪った。マウントからサブミッションをかけにいったヴェウドゥムだったが、これをオーフレイムが何とか返す。ダメージが激しい様子のオーフレイムにヴェウドゥムが連打を浴びせながらケージに押し込んでパウンドの嵐を見舞い、さらにテイクダウンを取って優勢に持ち込んだが、フィニッシュには至らず、試合終了のホーンが鳴った。

判定の結果、3名のジャッジはマジョリティ判定でオーフレイムに軍配が上がっている。勝利を確信していた様子のヴェウドゥムは驚愕の表情を見せてあっけに取られていた。

ヘビー級 5分3ラウンド
●ファブリシオ・ヴェウドゥム vs. アリスター・オーフレイム○
判定2-0(28-28、29-28、29-28)

アリスター・オーフレイム

「今日は勝てて最高の気分だ。最初の2ラウンドは自分が圧倒的だったと確信していた。3ラウンド目はちょっときつかったけど、それまでは自分が試合をコントロールしていたと思っていた。ヴェウドゥムはタフだ。でも、今日は俺の方が上回った。今回の勝利で自分の次は明らかだろう。スティペ(ミオシッチ)と戦う準備はできている。タイトルマッチだ」
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