ローキックとハイキックを組み合わせて攻めるクラークに対し、確実にジャブを見舞うホワイトは積極的に組み付いていく。第1ラウンドは様子見の傾向が強かったが、次のラウンドでクラークが打撃で接近したところにホワイトが組み付かれながらもエルボーを連打し、クラークにダメージを与えた。一度は身体を離したものの、またもホワイトからパンチを食らったクラークはマットに横になりながら相手を挑発。顔からは流血もあるが、精神的な余裕をアピールしている。
しかしながら、クラークは足に力が入らなかったのか、もつれるように膝をついてしまい、ホワイトの一撃が決まった後、レフェリーが間に入って試合を止めた。
OHHH devastating elbows by @Alex_White_145 and Clarke just EATS THEM!! #UFC215 pic.twitter.com/xCm58Y29Cx
— #UFC215 (@ufc) September 10, 2017
負けたクラークは競技からの引退を表明し、「結果は得られなかったけれど、プロとして最後の試合を地元でできて本当に光栄だった」とコメント。声援を送ってくれたファンに感謝を述べた後、グローブを外してオクタゴンに置きながら涙した。
Going out on his shield 🛡
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Thank you, @MitchClarkeMMA! #UFC215 pic.twitter.com/6toE6F2M9W
ライト級マッチ 5分3ラウンド
●ミッチ・クラーク vs. アレックス・ホワイト○
2ラウンド(4分36秒)TKO
アレックス・ホワイト
「序盤は注意深くスタートして相手の様子を見ていたけど、そのうち出方が分かってきた。タフな対戦相手だったし、俺は彼をすごくリスペクトしているけれど、今日は俺のものだったな。一度、自分のレンジが分かれば試合をフィニッシュさせるにはどうすればいいかが見えた。ずっとハードに頑張ったぜ。俺はこのスポーツに情熱の炎を燃やしているし、トップまで上り詰めたい。ここまで思うほど活動的ではなかったから、今年中にもう1試合戦ってみたいと思っている。これから、みんなが俺を見られる機会はもっと増えるだろうな」