オクタゴンデビューを果たして気合いが入るエスキベルの一方で、地元ポーランドの大声援を受けて登場したコバルケビッチは落ち着いている様子。ジャブを放ちながら相手にプレッシャーをかけるコバルケビッチは第2ラウンドに入ってさらにペースアップし、ケージ際に追い込んだエスキベルに連打で攻め立てる。疲れの見え始めたエスキベルをテイクダウンしたコバルケビッチは左腕を取って極めにかかるも、ラウンド終了を告げるホーンが鳴った。反撃のチャンスを待つエスキベルだが、ジャブと膝のコンビネーションを成功させた上、スキを見せないコバルケビッチを攻めきれず、終始、ペースをコントロールされてUFCでの初戦を終えている。
3名のジャッジはいずれもコバルケビッチの勝利を支持し、母国の試合で白星を飾ったコバルケビッチは思わず涙した。
KNEES!!!@KarolinaMMA lands some SERIOUS knees and punches and rocks Esquibel!! #UFCGdansk pic.twitter.com/fabI6EXANu
— UFC (@ufc) 2017年10月21日
女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド
○カロリーナ・コバルケビッチ vs. ジョディ・エスキベル●
判定3-0(30-27、30-27、30-26)
カロリーナ・コバルケビッチ
「今の気持ちを説明する言葉が見つからないわ。最高の瞬間だった。グダンスクは私にとってとても特別な場所だから、かなり気持ちが入っているの。今回の試合はしっかりと準備してきたし、オクタゴンに入った時はホームにいるって感じた。この瞬間を一生忘れない。次はジェシカ・アンドラージと戦いたい。彼女は私が試合を断ったと言ったけど、そんなことはない。彼女が私との試合を望んでいるように、私も彼女と戦いたいから、やりましょ。最高の相手と戦いたいと常に言ってきたし、あの女はほぼベストだから、彼女とやりたい。私にとって今回の試合で夢がかなった。夢の中にいる気分よ。タイトル争いに戻りたい。ヨアンナ(イェンドジェイチェク)のことは尊敬しているし、好きだけど、今は彼女と戦うってことがどういうことかも分かったし、もう一度、チャンスをもらえるなら、すべてが違うと思うし、きっと私が勝つと思う」