試合が始まってすぐに打ち合いから膝を入れ合った両者は一度組み付くも、スタンディングに戻してジャブを交わす。グリフィンが踏み込んでバランスを崩したところに、ドス・サントスが攻めていったが、好機にはつながらず。その後、グリフィンの一発を食らったドス・サントスの膝が崩れたが、立ち上がって応戦に転じた。右パンチをヒットさせたドス・サントスは猛攻を仕掛けてグリフィンを倒し、パウンドから関節技を狙いながら、立ち上がったところに膝を入れるなどグリフィンに相当のダメージを与えたものの、ラウンド終了を告げるホーンが鳴ってグリフィンが何とか持ちこたえている。
インターバルを経て第2ラウンドが始まると、まだ回復し切っていないグリフィンにドス・サントスが追い打ちをかけるようにジャブを見舞う。回し蹴りに入ったドス・サントスの身体を押さえつけ、ふらついたタイミングでカウンターを決めたグリフィンが一度は盛り返したものの、難を逃れたドス・サントスがハイキックを織り交ぜながら攻撃のリズムを組み立てていった。
第3ラウンドでは両者が強拳を打ち合う激しい展開となったが、グリフィンの方が疲れを見せており、ドス・サントスがプレッシャーを強めていき、フルラウンドの末にユナニマス判定でドス・サントスが勝利をもぎ取った。
OHHH @ElizeuCapoeira ROCKS Griffin, but he survives to the end of the round! How did Griffin survive that?! #UFCSP pic.twitter.com/MJ8vakTEXK
— UFC (@ufc) October 29, 2017
Now it's @MaxPainMMA dropping Dos Santos here in round 2!! What a fight! #UFCSP pic.twitter.com/7INLiTw01R
— UFC (@ufc) October 29, 2017
ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス vs. マックス・グリフィン●
判定3-0(29-27、29-28、29-28)
エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス
「もう1試合、もう1勝。自分の試合を押し切れたと思う。できるだけ早く試合をフィニッシュしたいという自分たちが思っていたようにはいかなかったけど、マックスはタフなヤツだし、かなり手強い。これからは、このカテゴリーのステップを駆け上って行きたがっているヤツに期待してくれていい。今日は自分にとって本当にハッピーな1日だ。勝利した後、自分が父親になると初めて知った。コーチたちはすでに知っていたみたいだけど、試合後のサプライズにしたかったみたいだ」