開始の合図と同時に前に出たサントスはステップを踏みながらリズムをつかもうとするハーマンソンにケージに押し込まれたものの、体勢を立て直して組み付きをほどき、強烈な打撃を見舞って反撃する。ジャブで何度か距離を図った後、ハーマンソンの顔面に数発をヒットさせたサントスは第1ラウンド残り10秒を切って左のボディキックから左カウンターを連打。ハーマンソンをケージに追い込み、サントスがパウンドを浴びせたところでレフェリーが止めに入り、直後にラウンド終了のホーンが鳴った。
ブラジルのノックアウトアーティストと評されるサントスがミドル級ランキング15位につけるその実力をいかんなく発揮して見事、凱旋試合を勝利で飾っている。
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The Sledgehammer!@TMarretaMMA stops Hermansson in the first round! #UFCSP pic.twitter.com/dSnXhu67LY
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ミドル級マッチ 5分3ラウンド
○チアゴ・サントス vs. ジャック・ハーマンソン●
1ラウンド(4分59秒)TKO
チアゴ・サントス
「フットワークに長けた相手だとは分かっていたから、相手の試合に付き合わないように一発につなげる適切な瞬間を待つことにしていた。空にも上る気分だね。すぐにでもメインイベントを張るチャンスを得られるように願っている。ランキングについては何のアイデアもないけど、これまでやってきたことをやるだけだと思う。印象的な形で試合に勝つ。その後のことは自然とついてくるものさ。俺とデレク・ブランソンが同じ日に試合だからね。彼が勝とうが負けようが、次は俺が相手だ」