大ブーイングを跳ね返したコビントンがマイアに勝利

UFCファイトナイト コメント 試合結果
UFCファイトナイト・サンパウロ:デミアン・マイア vs. コルビー・コビントン【ブラジル・サンパウロ/2017年10月28日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・サンパウロ:デミアン・マイア vs. コルビー・コビントン【ブラジル・サンパウロ/2017年10月28日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間10月29日(日)、ブラジルのジナージオ・ド・イビラプエラ(イビラプエラ体育館)にてUFCファイトナイト・サンパウロが開催され、セミメインイベントでウェルター級ランキング3位のデミアン・マイアと同7位につけるコルビー・コビントンが対戦した。

マイアの地元とあって大ブーイングを浴びながらも余裕を見せたコビントンだが、マイアが細かくジャブを打ち込み、タックルからテイクダウンを狙っていく。それでも、スタンディングでコビントンと打ち合う戦法を取ったマイアは、目の付近から流血するコビントンの足技を退けながら、有効打を見舞った。出血で右目が見えにくい様子のコビントンも積極的にジャブやカウンターを放っており、ラウンド終盤にはボディキックをヒットさせている。

第2ラウンド開始早々にマイアにタックルを仕掛けたコビントン。スタンディングに戻した後はジャブとフックの打撃戦を経て、ブラジリアン柔術の使い手であるマイアがタックルに打って出る。マイアの独特のリズムで仕掛けられるタックルを警戒するコビントンは再び流血を喫しながらも、手数を減らすことなく攻め込んだ。

最後の5分間は打ち合いで始まり、時折、マイアがタックルを仕掛けてテイクダウンを狙う展開に。少し疲れた様子のマイアを見てコビントンが腰を下げると、すぐさまマイアが膝を入れて応戦した。終盤はマイアも目の周りを切ったようで相当の血が流れ、防戦一方の形になってしまったが何とか戦い抜いている。

しかしながら、判定の結果、3名のジャッジは全員がコビントンの勝利を支持。敵地に乗り込んだコビントンがマイアから貴重な1勝をもぎ取った。




ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
●デミアン・マイア vs. コルビー・コビントン○
判定3-0(27-29、26-30、27-30)

コルビー・コビントン


「自分にとってはがっかりだ。デミアン・マイアをリタイアさせるつもりでここに来たから今日はフィニッシュするつもりだった。でも、まあ、あいつが戻ってくるとは思っていないから、それについてはハッピーだ。観客のリアクションは俺が求めていたものだったし、みんな、俺のことが嫌いだから、俺もリスペクトしない。俺の発言に通訳なんていらないだろ。だって俺は自分を応援してくれるファンのいるアメリカに向けて話しているんだから。タイロン・ウッドリーよ、俺が3ラウンドを通してデミアン・マイアにやったことを見たか! ウッドリーが5ラウンドかけてやった以上にあいつをひどい目に遭わせてやったぞ。俺が契約書で見たい相手はタイロン・ウッドリーだけだ。あいつは俺から逃げている。前にジムで負かしてやったことがあるんだ。今度はオクタゴンの中でフィニッシュしてやる」
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