開始の合図と同時に攻め込む両者はラマスが身体をうまく使って組み付くが、いったん離れてスタンディングに戻す。ジャブを交わしながら、手数を増やした後、ラマスがテイクダウンを狙ってタックルに出たものの、ザハビがそれを退けている。ケージ際の攻防を経てラマスがテイクダウンに成功し、一度は立ち上がられたが、ザハビの身体を持ち上げてマットに倒して再びテイクダウン。ただ、時間がなくラウンド終了を告げるホーンが鳴った。
What a scramble and a BIG slam to end the round by @RicardoRamosMMA! #UFC217 pic.twitter.com/CcwK8xkFBG
— UFC (@ufc) November 4, 2017
ジャブとワンツーでリズムを作りながらラマスのスキを探るザハビは何度か力強いジャブを打ち込み、距離を詰めてアッパーカットを放っていく。ラモスもローキックやボディキックを織り交ぜて手数を増やしている。
第3ラウンドでややスピードを早めてきたザハビに対し、ケージ際に追い込まれたラモスがスピニングエルボーを仕掛け、2度目の一撃がザハビのアゴ部分にクリーンヒットし、そのまま意識を失って倒れた。ノックアウト勝利を挙げたラマスは判定勝ちした今年2月の田中路教戦に続く2連勝だ。
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わおっ😳
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バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●アイマン・ザハビ vs. リカルド・ラモス○
3ラウンド(1分58秒)KO
リカルド・ラマス
「(ザハビは)かなりタフだった。1ラウンドでフィニッシュするプランだったけど、勝利できて本当にうれしい。相手の試合で見てきた内容ではなかったけれど、いろいろと武器を用意してあったからね。今度はトップ15の誰かとやりたい。俺は自分がチャンピオンになれると思っているし、俺しかいないと思っている。ダカラ、ランカーと戦ってそれを証明したいんだ」